薬剤師が患者の薬を減らせない簡単な理由
薬局で働きながら
『薬剤師でどんなことをすれば役に立つと言えるのだろう』考えながら仕事をしていた。
無駄な薬は減らしたい薬剤師
薬はなるべく飲みたくない患者さん
薬剤師として職種においての役割はいかに無駄な薬を減らせるかこれがが今後求められるはず!!
社会保障はどんな人でも最大3割の負担で医療を受けることができますよ!という仕組みだが、その7割は結局国民が負担しているという意識が僕は強いです!
社会保障費の増大が問題視されているなかで、
無駄な薬をなくす。
これが薬剤師として機能できれば、
存在意義はあると思う。
その薬を減らす(増やす場合も必要)をためには行わないといけないことがある。
それが疑義照会だ。
法律でも
薬剤師は『処方せん中に疑わしい点(疑義)がある場合は、発行した医師等に問い合わせて確かめること (照会)ができるまで調剤してはならない。』これは法律で定められた薬剤師の義務。(薬剤師法第24条)
となっております。
例えば業務照会する内容は下記のこと
◎処方箋に不備はないか
◎副作用や薬物アレルギーの疑いはないか
◎用量・用法は適正か
◎同一・類似成分を含む薬の重複はないか
◎相互作用(飲み合わせ)は問題ないか
タイトルにもある通り、
実はこの疑義照会が薬が減らない問題の1つだと思うわけです。
とにかくまーめんどくさい!笑
本当に手間なんです。
疑義照会めんどくさい理由は2つ!!
誤りや何から何まで、
薬を変更するときは
①処方箋出した医師に全部確認してねという決まり。
処方箋出した医者がすぐに
回答くれるわけでもない。回答くれるまで薬剤師、患者さんは待つことになります。
忙しい、手術が入ってたって
回答が翌日になることもしばしば😂
(もちろん処方箋のミスは疑義照会は必須ですが)
患者さんが薬余ってるからいらないって言った場合
結局何が起こるのか??流れを書きます。
患者さんと話した結果薬がいらない、もしくは重複してる。
↓
疑義照会として処方箋を出した医者に問い合わせ
↓
患者さんは待たされて、場合によってはイラつく
↓
患者さんにも待ってもらうことを薬剤師側も謝罪
↓
回答が来て、もし変更がある場合は、料金も変わるため入力のしなおし。
↓
やっと薬を渡せる。
全員手間がかかるし、患者さん自身も待つので、だったら変更しないで、さっさと薬くれってなる場合ももちろんありますよね。
そして
②記録に残す手間
薬剤師は疑義照会の記録を残しておく必要があるので、紙にまとめたり、ファックスしたりとかなり手間です。同じことを2回とか書くので、ホント嫌になります。
むしろ、疑義照会をして患者さんの要望で薬が減った場合は単純に薬局の儲けは減るわけです(加算はあるが微々たるもの)。
それだったら疑義照会に時間を使うより、別の患者さんの対応したほうが待たせないで済み、薬局としては利益になります。
誰も得しないような仕組みになってるわけです。
それは薬剤師も薬を減らしたくとも、
例えば生活保護の方などはタダで薬もらえるなら、
薬がいらなくてもわざわざ減らしてとは
言ってこない。
やはり今の医療制度の仕組みに色々問題があるように感じてなりません!
患者さんの状態を薬局で再度聞かないとわからないことがあるので、患者さんも2度手間。
薬剤師が嫌いになるのもわかります。きっとシステムが👎
対策しては
・処方医がちゃんと患者さんの症状をヒアリングし、
その方に合った処方内容にすること。
・病院と連携し取り決めをつくる。
よくある誤りはルールを決めて手続きを簡略化する。
・デジタル化で無駄なやり取りをなくす。
薬剤師に処方権を与えればいいという人もいますが、それはそれでまたややこしくなると思います。
薬剤師2人以上で協議した上で処方を変更できたらいいのにとは考えてたりします。
何かいい案ないですかね?😇
社会保障費をすこしでも下げたい
薬剤師の叫びでした😱😱😱
最後まで読んで頂きありがとうございます!
薬を飲まないで健康が1番☝️
間違いない!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?