春が似合う歌でプレイリスト作ってみた
前回の記事で、春はのんびりしたいから、90BPMくらいの曲がマッチする、みたいなことを書いた。
せっかくなので、わたしの春のプレイリストを紹介する。
藤原さくら『わたしのLife』
この春リリースされた新曲。この「Life」はおそらく「生活」の意味で使われていて、明るい気持ちと悩む気持ちが折り重なって日々の生活が出来上がっている、というメッセージが感じとれる。韻の踏み方も愉快だ。
くるり『春風』
オルタナティブロックが好きなら、スローテンポな春の歌と聞いて、真っ先にこの曲が思い浮かぶ人も多いのではないだろうか。わたしにとっては春の曲の代名詞といえる曲で、歌詞を咀嚼すればするほど馴染んでくる心地よさがある。
スピッツ『スカーレット』
メロディーがとにかく美しい。ボーカルの草野が「一つの到達点」と公言するほどである。この曲は歌い出しのメロディーの部分がサビなんだろうけど、この曲はどこがサビとか、どのパートの音がすごいとか、そんな一部を切り取った評価ができない、完璧な一連の流れになっている。
YUKI『ハローグッバイ』
『スカーレット』の完璧さの後ろになにを置くかはかなり悩んだが、もう一曲パワーソングを並べてみた。メロディーのシンプルさ、だけど力強いボーカル、テンポが非常に心地よいロックな曲で、大きな一歩で散歩したくなる。
サザンオールスターズ『愛はスローにちょっとずつ』
ここで一旦スローダウンさせたい。歌詞を聞けば、というよりアーティスト名を見れば当然、夏の曲なのだが、この曲を聴きながら桜を見ると、一枚フィルターがかかる感じ。急にノスタルジックになる。本当に不思議なメロディーと声で、ちょっと説明が難しいのだが、春にもおすすめです。
大瀧詠一『幸せな結末』
この曲は60BPMくらいだろうか、もっとテンポダウンする。でも、そんなにゆっくりな感じがしない。悲しくもならない。音が煌びやかで、ボーカルがのびのびとしているからだと思う。歌詞も合わさって、美しいのにハッピーな気持ちになれる曲だ。
藤原さくら『ゆめのなか』
二度目の登場、藤原さくら。なんてラブリーな曲なんだろう! って初めて聞いた時に思った。まず歌詞がいじらしい。過去の二人を振り返る大サビ、転調して夢の中に入り込むような演出がとても素敵だ。
ハンバート ハンバート『まぶしい人』
素朴な声と音、これぞのんびりした春の曲って感じ。ハンバート ハンバートの曲は、聞いていて安心する。急な展開や余分な音が入っていない。煌びやかさにかけるようで、曲の深みは歌詞がちゃんと出している。
折坂悠太『鶫(つぐみ)』
「あの渡り鳥は 過ぎし春の暖かさを 覚えている」冒頭のこの歌詞だけで、なんと豊かで懐かしい情景が思い浮かぶことだろう。そう、美しいメロディーが続くのに、なぜだかこの曲はずっと懐かしい。温かい気持ちになれる。
好きな曲が見つかれば幸いです。
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