東洋医学の五行色体表で体質診断③五志
東洋医学の五行色体表から見ると人の感情の出方が分かります。
五行色体表では怒り・喜び・思う・憂い悲しみ・恐れ驚きの五タイプに分類します。
①木タイプは怒れる
木タイプの人は怒りという感情を表に出せます。
多くの人は怒りを表に出すのは苦手ですが、木タイプの人は理論的に納得できなければ怒ります。
怒り方は相手を問い詰める口調です。
理論的に納得できないと腹を立て、自分の中に湧き上がった怒りの感情をコントロールできません。
納得ができない不満の気持ちが人一倍に強いので、気持ちをスッキリさせるために感情を吐き出します。
怒りやすいタイプですが、理論的に納得できれば誰よりも働きます。
団体行動を好みリーダー気質なので、怒ることも必要な事と考えてためらいません。
感情的ではなく理論的に怒るので、怒ったことを引きずりません。
ですが怒り過ぎは肝を傷めます。
②火タイプは喜べる
火タイプの人は喜びを前面に出せます。
一番好きなことは何かと聞かれてすぐに答えられる人は火タイプです。
何が自分にとって満ち足りた状態か分かる人です。
だからアイドルや有名人に会うために多大な労力を割けます。
楽しい時に大はしゃぎ出来るのは火タイプの特徴です。
音楽フェスなどで長く大いに盛り上がれるのは気(代謝)と血(栄養)が充実している火タイプならではです。
喜びの感情は交感神経が高まり過ぎるので心を傷つけます。
火タイプは満足できる状態を作るのが好きなので、満足できる状態を邪魔する人を嫌います。
そのため決まり事やルールを守らない人が嫌いです。
ノリが悪い人や空気を読めない人も嫌います。
反面、満足できる空間を共有できる人に対しては強い仲間意識を持ちます。
③土タイプは悩める
土タイプの人は人前でも急に思い悩みます。
ふっと心に浮かんだことに心が引かれ、話している最中でも急に考え出して黙り込んだりします。
思というのは思い悩むという感情で、思い悩むのは自分なりの結論を出すための機能です。
話の間に「えー、あのー」と入って考えながら話すのはこのタイプ。
一見ウジウジしているようにも見えますが想像力は人一倍。
何が言いたいのか分からなくなってきたら理論的に導いてあげると優れた結論に辿り着きます。すると、良い結果になる事も多いですね。
④金タイプは憂う
金タイプの人は憂いが前面に出ます。
人前でもあからさまにテンションが下がります。
人前でも憂いたり悲しんだりすることを止められません。
憂いとは嘆きという意味でもあり、思いどおりにならなかったり感嘆したりして溜息をつくことです。
割りと記憶力は良いが後ろ向きな所が目立ちます。
でも気分屋なので、すぐにケロッとしています。
面倒を見られるのが好きですが縛られ過ぎても嫌がるので、ある程度は自由にさせてあげると持ち前のセンスで良い仕事をします。
好きな褒め言葉は「さすがですね」。
自分にしか出来ない仕事をした時ほど、テンションが上がりどんどんと仕事をこなします。
ただし、気分屋なのでダメな時は、とことんダメなのがたまに傷。
マイペースなので放っておくのも優しさです。
⑤水タイプは恐れる
恐れとは悪いことが起こるのではないかという不安の現れです。
驚きとは動物が予期しない事を体験したときに起こる感情です。
驚きは恐怖という感情の前段階とも言われ、東洋医学では恐れと驚きが水タイプの特徴としています。
慎重な一面がありますが、大丈夫だと分かるとどんどん大胆になっていきます。
恐れる事が多いので大きな失敗はしませんが、行動ありきが目立つので失敗は多いですね。
より考える時間を与えて、計画を作らせてから行動してもらうと良い結果が出やすいですね。
失敗を叱るよりも、「次は頑張れ」と励ましてあげると、次の日からまた頑張れるタイプですね。
失敗を恐れないように、面倒を見てあげると、どんどん成長するタイプです。
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