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太極図の陰陽で血圧と体温の関係が分かる

太極図の白い部分が陽と呼ばれ、体温の上昇を現しています。

人間の身体は体温が上がるほどに、熱を放散するために血管が広がって低血圧となります

体温の調節は主に肝臓と心臓が行っています。

肝臓で代謝が盛んになったり、心臓から血液の拍出量が増えるほどに体温は上がります。

太極図の黒い部分が陰と呼ばれ、体温の低下を現しています。

人間の身体は体温が下がるほどに、熱を逃がさないように血管が収縮して高血圧となります

肺と腎臓が水分を身体に巡らして体温を調節します。

一般的に体温は4時ごろに最も低くなり、そこから徐々に体温が上がって16時くらいが最も高くなります。

働き方などによって違いはありますが、一日の中で体温は上がる時間と下がる時間に分かれます。

太極図の陰陽はこういった体温の変化も現しているのです。

これは四季の移り変わりも同様で、春から夏に気温が上がって秋から冬に気温が下がることも太極図で説明できます

効率良く熱を作っている臓器は心臓と肝臓、脳となりますが、全体としては筋肉が最も多く熱を作っています

体温を調節するのは自律神経とホルモンですが、それらの作用で心臓や肝臓が働くことで体温は一定に保たれています。

体温が上がり過ぎると汗をかいて体温を下げますが、同時に肺が呼吸量を増やすことで放熱も行います

腎臓からは体温を高めるホルモンが出ており、コルチゾールが肝臓での代謝を高めアドレナリンが心臓での代謝を高めます。

腎臓でこれらのホルモンが抑制されると代謝が下がって体温が下がります

東洋医学では体温を高める心臓と肝臓が陽に属し、体温を下げる肺と腎臓が陰に属しています。

それは昔の人が理屈は分からなくても、それぞれの内臓の役割に何となく気づいていたのでしょう。



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