マンガで考察シリーズ⑬グラップラー刃牙のゴキブリダッシュ
刃牙の必殺技の一つにゴキブリダッシュがあります。
刃牙はゴキブリの動きから瞬発力の秘密に気が付きます。
ゴキブリは動き出しから瞬時に時速270キロにまで達する走行技術を持っています。
そのため、ゴキブリは唯一無二の最高速度でスタートできる稀有な存在としており、人間のサイズに直すと新幹線並みの速さであるという結論に達します。
瞬発力とは瞬間的に強い力を発揮して運動する能力であり、速筋と呼ばれる筋肉が使われています。
筋肉は伸ばされると縮むという特性があるので、伸ばされた反動を使って一気に収縮させて強い力を発揮しているのが瞬発力の正体です。
ですが、実生活では筋肉を縮めようとしても、逆側の筋肉が邪魔して思うように縮めません。
ここで重要となるのが脱力です。
作中で刃牙は脱力を実践するために、「中身が筋肉でなく、液体であること」とイメージしました。
筋肉が液体とイメージすることで身体を極限までに脱力し、スタートからトップスピードに乗れる瞬発力を手に入れました。
このゴキブリの瞬発力は身体にある気門から酸素を取り入れて、運動器に直にエネルギーを流しているとのことです。
ちなみにゴキブリに蓄えられているエネルギー源は脂肪体と呼ばれ、三大栄養素のバランスが理想的とのことです。
その栄養バランスは未来の理想のサプリになるかもしれません。(驚)
話がずれましたが、ゴキブリダッシュをするためには脱力だけでなく、栄養補給やエネルギー効率なども必要なのでした。