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✅30代男性【自分のコロナ対策にモヤモヤ】を選択理論でコーチング人生案内#57

「30代の男性会社員。完全な在宅勤務が認められ、買い物は通販。ほぼ外出せずに生活していますが、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種をしました。」

 接種会場の隣で生活困窮者向けの炊き出しが行われており、生活に苦しんでいる人がこんなに多いのかと驚きました。また、会場では若いスタッフがきびきびと働いており、飲食業などが思うように営業できず、こういう場で働く人もいるのかと想像しました。

 そして、私は我先にと3回目の接種をしたことを恥ずかしく思ったのです。買い物の感染リスクを誰かに押しつけ、外食やレジャーにお金を使うこともしない。外の世界から目を背け、自分のことしか考えていないと気づきました。

 しかし感染防止を思えばこの生活は否定されるものではない。問題は自分の領域を超えており、どうしようもないとわかっていますが、モヤモヤが心を占めています。この感情とどのように向きあうべきでしょうか。(東京・A男)

(2022年3月16日読売新聞朝刊)

次を参考に「相談者の答え」を引き出す質問を自由に考えてみてください。

【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】

相談者の「困りごと」

・コロナ対策で、自分の安全を最優先にして、外の世界から目を背け、自分のことしか考えていない行動をしている自分に気づき、モヤモヤ感が心を占めていて、困っている。

相談者の「願いごと」

・心を占めているモヤモヤ感とどう向き合っていくべきかの答えを知りたい。

【ふだん使いがしやすいコーチングモデル】

①「自分の考え方や見方、行動は、自分が
自由に選択できるし、変えられる」
と考えてみましょう。

 【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう

・「心を占めているモヤモヤ感」に、自分が振り回されて困っている。

・「モヤモヤ感を解消したい」と願っているが、願いごとが叶わなくて、困っている。 

以上を参考に、ここで、みなさんのコーチング質問を考えてみましょう。

 

【心に響く回答者(野村総一郎さん)の言葉】


最初に言いたいことは、ワクチンの接種を早く受けたことを恥ずかしく思う必要はないということです。多くの国民に一日も早く打ってほしい、厳しい感染状況の中、とてもありがたいことです。しかもあなたはコロナ対策に合った生活を、ごく自然にされてきた。それが急にモヤモヤしてきたのはなぜでしょうか?

 今、起きていることをよそごとではなく、肌感覚で感じ始めたということ。接種会場の隣で行われた炊き出しに並ぶ生活困窮者を見て、そういう気持ちが起こってきた。そうです。自分は本当は知らなかった、ということを本気で受け止めることができた。今、世の中で起こっていることも、決してテレビやネットの向こう側ではない。こういうことが、世の中に起こりつつあるんです。もちろん災害だってありますよね。

 自分の領域を超え、どうしようもないことがあると、これからもモヤモヤは必ず起こると思われます。その時に心を閉ざさず、起こっていることをしっかり見つめて受け止めてほしいです。さらに、時間がかかっても、自分で何ができるか考えてもらいたいです。

(2022年3月16日読売新聞朝刊)

私は次のような質問を考えました(ご参考まで)

・「自分の領域を超えていること」は、自分ではどうにもならないかもしれませんが、「自分の領域内のことで(自分がコントロールできることで)、自分がしたいと思うこと、しようと思えばできそうなこと」を、するかしないかはともかくとして、いろいろなことをできるだけ多く挙げてみてください。

・モヤモヤ感は、現時点であなたが「何か大切なニーズや価値観」が満たせていないことを意味していると考えられます。今のあなたが満たせていない「大切なこと」には、何がありますか。思いつくものを挙げてみてください。

・逆に、今のあなたが既に得ていて、失いたくない「何か大切なニーズや価値観」もいろいろあると思います。例えば、自分自身の安全や安心を満たすことも、人間として当然な価値観だと思いますが、他に、「今得ているもので失いたくないもの」として、どういう「大切なニーズや価値観」がありますか?

・以上を踏まえて、今のあなたがしようと思えばできることで、難しいかもしれませんが、最優先したいことから、優先順位を付けていけば、どのようになりますか?

・そして、今のあなたを取り巻く環境を、これから未来に向って「あなたがしたいこと」をするためのリソース(資源)と考えることができるとすれば、今のあなたの環境は、どんなことを、どんな風に役立てることができそうですか?

今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。


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