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人生のスイッチが入る

最初は「人生のスイッチを入れる」にしようと考えていたが、よくよく考えてみると自分で入れるよりも、何か大きな流れの中で時間をかけて勝手に入ったという感覚の方が強いので、このタイトルにしてみた。

この春、私は人生で初めて生まれ育った神奈川県を離れる。もちろん旅行などで神奈川から出たことはあるが、生活をすることは神奈川県内でしかしたことがない。1年前の今日、1年後に自分がこのように変化するとは夢にも思っていなかった。1年前の自分が思考していたことをこうやって書き残していないので、それを確実に把握することはできない。

だからこそ、このnoteを自分の人生の足跡、思考の痕跡として今日から始める。2ヶ月ほど前から同様の理由で日記は書き始めてみたが、どうもスペースが限られている分、まとめてしまう自分がいる。また最近書く日記は、その日の感謝の念を書き綴ることを目的にしたので、様々な思考を出し切ることができない。自分のために、そして妻と娘がいつか私が考えていたことを可視化できるようにnoteに残していきたい。ポジティブなことからネガティブなことまでできるだけ全てを。

私は2011年より13年間、私立中高一貫校の男子校で英語教師として勤めてきた。それまでの人生では、その瞬間は自分で決断していたつもりでも、どこか身近な誰かの意見に引っ張られながら節目節目を決めてきた。そして今回生まれて初めて自分だけで(もちろん家族とは相談するが)、そして自分の直感を信じて大きな決断をした。世間から信頼のある学校での教師の職を辞し、神奈川県から飛び出すことにした。

私が所属している学校では退職する半年前までに決断をしなければならない。そのため9月まではかなり悩んだ。「自分がどういう人生を送りたいのか」をノートにひたすら書き出してみたり、妻と人生について何回も語り合った。まだ神奈川から飛び出していない今は不安な気持ちも大きいが、振り返ればこのプロセスが何よりも大切なものなのかもしれない。

そして出発の2ヶ月前にnoteを書き出したのは、今の転職前の気持ちを全て残しておきたいからだ。ざっくりと言えば、日々とてもフワフワした感覚がある。どこにも所属感がないからだろうか。日々期待と不安が押し寄せてくる。その感情に対処するために、書き出すことが自分を守ってくれるのではないかと感じている。

noteを使って自分の人生を幼少期から振り返りながら、自己紹介をしていきたい。新たな夢に向かうにあたって、自分の人生の棚卸しをする。

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