二宮佐和子 / SAWAKO NINOMIYA

刺繍アーティスト➰embroidery artist➰ 制作について、展示について、考…

二宮佐和子 / SAWAKO NINOMIYA

刺繍アーティスト➰embroidery artist➰ 制作について、展示について、考えていることについて綴っていきます https://sawakoninomiya.com/

最近の記事

『 two as one 』

素粒子から構成されるこの世は元来全て一体だった 人間と宇宙、植物と動物、水と土、 全ては混ざり合っていたのだろう ただ物事を発展させるためには『違い』が必要で 互いにそれを認識していくようになる 今回初めて取り入れた2つの手法、 しっかり撚り(より)をかけながら捩り(もじり) それを綯って(なって)いく注連縄(しめなわ)は 神と人、あの世とこの世、男と女、 物と心の結び合いを象徴している マクラメ編みは2つの縄が交差することで模様を作る どちらも右手と左手を使い 一目一目編

    • 『 into the body 』

      やわらかな幸福も快楽のひとときも 待ってと言った途端に遠のいていく 暗闇や痛みにも光が差し 気付けばあたたかいと口にしている 感情なんて曖昧なもので捉えようがない けれども流動する血液や呼吸のように 形を変えて体内に留まり 今日の私を形成する 静と動、緊張と弛緩、肉体と感情 あらゆる方向に引っ張り合い 影響し合いながら起こる うすいひとまくのようなものを すくって残したい

      • 『 NETWORK 』

        世の中は突然分断されて 自由に行き来することが困難になってしまった けれども心の繋がりまでは断ち切ることはできない もしくは一見バラバラになったように思えても 想いと志が強ければ強いほど より強力に引き付け合う 繋がる 引っ張り合う 無数のネットワーク 「布を引き裂いて糸とし、手を針だと捉え、空気を縫う」 そうして作ったネット状の刺繍作品は 人と人、場所と場所、 目に見えるものや見えないものを繋ぎ あらゆる方向へ広がっていく

        • 『 guardian of the past and future 』

          かつて鳥だったかもしれないし 雲だったかもしれない 土の中で眠っていたかもしれないし 降り注ぐ光だったかもしれない 海の底に沈んでいたときも 数センチ浮いていたかもしれない ため息や涙はあたたかく 傷や痛みは道しるべとなる 例え記憶になくても 姿形が変わっても 粒子の隙間に染み込んで ひっそりと寄り添っていたい

          『 Monster in me 』

          感情の収集がつかないことや まとまらない思考とか 矛盾だらけの気持ちが混在しているとき あ、モンスターが動いている って思う 慈悲の心、諦めと希望、祈りと光と生と死、 外から入ってくる情報に動揺してしまうけれど 内側で静かに受け止めて モンスターを抱きしめてみる

          『 To Lovers 』

          好きなもの同士が愛を囁くように 密かな想いを胸に抱くように 共感して互いを高め合うように エネルギーはぶつかり合い 新しい生命を生み出す そうして生まれた音楽は 私たちの元に手紙のように届けられる

          『網代漁港の網と縄』

          網や縄はいくつもの糸が撚りあってできている。 そもそも糸も、いくつもの繊維が撚りあってできている。 撚り方は、用途や製造する会社によって違うようで 複雑な三つ編み(十編みくらい)になっていたりする物もあって 編み目はとても美しい。 10月に熱海を訪れた際、 「翌日の早朝に網代漁港へ行く」という人たちがいたので 直感的に、漁港といえば、網や縄があると思い、 私も連れて行ってもらうことにした。 7時から競りがスタートする。 鐘が鳴って、再び鐘が鳴るまでわずか10分。 無駄のない

          『網代漁港の網と縄』

          『ATAMI ART GRANT』 恵比須島

          恵比須島 「長い海底火山の時代の後、伊豆全体が隆起と浸食を受けたため  本来は地下に埋れていたはずの美しい内部構造を  直接見られるようになった。  恵比須島には海底火山の地層のほか、隆起と浸食が作った  地形が見られる。」 熱海について調べているうちに、上記の内容をネット上で見つけ、 恵比須島を自分の目で見て触れて歩いてみたいと思い、 伊豆半島の南部に位置する恵比須島へ向かった。 風の強い、小雨が降りつける日で天候は悪かったのだが 他に行ける日がなく、とにかく足を運ぶこ

          『ATAMI ART GRANT』 恵比須島

          「PROJECT ATAMI」に参加しています

          熱海の魅力をアートで再発見することを目指したアートプロジェクト 「PROJECT ATAMI」に参加しています。 先日、下見で訪れた熱海は かつて海底火山の集まりであった伊豆半島に位置していることもあり 隆起と浸食によって形作られた独特の地形構造をしており その圧倒的な自然の造形美に魅了されるのと同時に、 温泉街として人々が形作った街並みのコントラストが濃く 短い滞在でしたが、すごく強いエネルギーを感じました。 その時に感じたものを、作品として制作しています。 私は”十の

          「PROJECT ATAMI」に参加しています

          SAWAKO NINOMIYA solo exhibition 『 a part of love 』

          10/29(金)より、福岡・警固にある 『TRESOL』にて、個展を開催します。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  SAWAKO NINOMIYA solo exhibition 『 a part of love 』 2021.10.29 fri - 11.7 sunopen 18:00 - 5:00at TRESOL 福岡市中央区警固1-13-1 アーク警固3F https://www.instagram.com/tresol_jp/ ※ 社会情勢により営業時間が変更になる

          SAWAKO NINOMIYA solo exhibition 『 a part of love 』

          Your Name

          例えば好きな曲のタイトルを挙げただけで この人とは友達になれそうだと思ったり どうして私の心の中がわかるんだろうってくらい 今の気持ちを代弁してくれてたり 音楽は代名詞みたいなものでもあって 作り手はそれによって自身を救い 聞き手はそれによって救われる あらゆる時代、状況、環境、天候、季節、で奏でられる音楽は ずっと私やあなたのそばにいるもの 初めて名前を呼ばれたときのように 新しく強く体に残っていく光のようなもの

          『 story telling 』

          目は口ほどに物を言い 口には果実をめいっぱいほおばる .......................................... some words for the work SAWAKO NINOMIYA solo exhibition 『 a part of life 』 2021.9.11 - 26 at TETOKA

          『 You and I 』

          触れた時に感じる自分自身の体温 あなたとわたしの間を彷徨いながら そっと逃さないように包み込む .......................................... some words for the work SAWAKO NINOMIYA solo exhibition 『 a part of life 』 2021.9.11 - 26 at TETOKA SAWAKO NINOMIYA solo exhibition『 a part of lov

          『 sleep with flower 』

          自分が生まれた日のお祝いに花をもらった。 オレンジとサーモンピンクと緑と白でまとめられた花束は 夏らしく太陽のように明るく部屋を照らしてくれた。 毎日眺めていると、花は次第に枯れていく。 命を全うしていくどの瞬間も美しかった。 花を抱いてもしくは抱かれて眠るその顔は とても幸せそうだ。 .......................................... some words for the work SAWAKO NINOMIYA solo exhibi

          『 space, air 』

          肉体は空間の中に存在し、空気を体内に取り込む 体は浮遊し、意識を心地よい方向へ飛ばす .......................................... some words for the work SAWAKO NINOMIYA solo exhibition 『 a part of life 』 2021.9.11 - 26 at TETOKA SAWAKO NINOMIYA solo exhibition『 a part of love 』 20

          『 fire, water 』

          形がなくて揺らいでいる 水は火を消し、火は水を気化させる 熱い、冷たい、あたたかい、生ぬるい 反対の性質を持ちながらどちらかが欠けることはできない 体温、消化は火の性質 体内の水分は水の性質 .......................................... some words for the work SAWAKO NINOMIYA solo exhibition 『 a part of life 』 2021.9.11 - 26 at TETOKA