脅威の「学歴不問」
今回は高卒で社会人となり、さわかみ投信で働く私(33歳人生こじらせ歴あり)の考えるさわかみ投信が掲げる「学歴不問」について語りたいと思います。
学歴コンプレックス
さわかみ投信は働く仲間の募集要項に「学歴不問」を掲げている。
学歴フィルターがないのだ。
金融業界ではかなり珍しいことである。これは実に最高だ。
正直なところ、20代前半の頃の私は学歴コンプレックスを抱えていた。
「当たり前に進学できる経済力の中で育った人とは、一生価値観が合うことがないかもしれない」とまで思っていた。
かなり上級者レベルにこじらせている。
さわかみ投信へ来て8年、その学歴コンプレックス氷山は雪解けを迎えた。
ここには私のような高校卒業後に働いているものから、難関大学卒、元銀行員、元技術者など色々なメンバーが肩を並べて働いている。
ここで必要なのは、学歴ではなく、それぞれの「未来」についての想いなのだ。
「本格的な長期投資で資産形成」という考え方と、共に働く仲間たちが私のガチガチのコンプレックス氷山を少しずつ溶かしたのである。
それは脅威である
さわかみ投信は学歴ではなく、おもしろいことをやってのけられそうか、または、それらの支えとなる強みがあるかということを重要視している。
自ら行動を起こせる人物であることが求められるため、ある意味かなり厳しいフィルターなのかもしれない。
冗談として聞き流してほしいが、採用当時の部長に、
「お前は飲み会要員採用だよ」と言われた照れ隠し(と信じたい)おやじ発言も、今となれば懐かしい。
多種多様な経歴、経験のものが集まるさわかみ投信は確実に個性が強い。
また、色々なことに挑戦できる環境であるため、衝突することも多く、たまにはしんどくなることもある。
ただ、誰かの不幸を願う人など一人も居ない。
そんなこと当たり前だろうと思われるかもしれないが、実はそれは簡単なことではないのである。
多種多様な経歴、経験があるもの達が本気で世の中について考える金融機関。
それはまさしく脅威である。
多様性の時代の中で
ここ10年を振り返っても、時代の変化は著しい。
その中でも多様性という言葉をよく聞くようになった。
あまりに主張されると「うるせぇ!」と思われるかもしれないが
学歴だけではなく、ジェンダー、経験、多様性に富んだ仲間と出会い、
共に働くことは、人生において財産となることは間違いない。
自分の予想していた人生で出会わなかったであろう人が、人生においてのキーパーソンになるかもしれない。
それは何より面白い可能性を秘めている。
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