「今出来ること」を続けて本当の自分を見つけたエルサの美しさ
忘れもしない1994年の夏。
12歳の私は、地元のダイエーでディズニー映画「アラジン」のVHSの販促映像を見て釘付けになり、親にVHSをねだって、それから毎日学校から帰ると欠かさず観るほど大ハマりしました。
結果、かなりディープなディズニーファンである私が完成し、
最初に好きになったアラジンと、そのヒロインであるジャスミンは不動の存在だったのですが、昨年、四半世紀の歴史が大きく揺らぐ事件的な作品が登場しました。
「アナと雪の女王2」 です。
エルサが大きな困難や深い葛藤を自らの力で乗り越え、本当の自分を見つけていく美しさは過去の作品とはくらべものになりません。(ジャスミンごめん)
自分だけ周りと違うこと
違うことによって大切な妹を傷つけてしまったこと
どうやって自分をコントロールすればいいのか
妹や友人たちに囲まれてやっと幸せになれた気がしたけど、本当に自分の居場所はここなのか
なぜ自分だけみんなと違う、特別な力があるのか
エルサはずっと人知れず自問し続けます
苦しい中、「今出来ることをする」と決めて、進み始めます。
そして乗り越えた先に手に入れたのが、パートナーや仲間、地位、お城といった目に見えるものではなく、「自分らしさ」でした。
こんなに美しく、素晴らしいことはありません。
言葉にはしづらいけど、なんとなく生きづらさを抱えている
今の生活がこのままでいいのかなんとなく違和感がある
このままの人生で後悔しないのか不安な気がする
でも誰にも言えなくて、もしくは言葉にするほどではない気がして、自問しているという現代人は多いのではないでしょうか
仕事、お金、育児、介護、社会的な立場…
たくさんのことに追われて、そんな風に自分のことを感じたり考える余裕すらないという人も多いと思います。
それでも
私は誰もがエルサのように「本当の自分らしさ」を探し、そしていろいろな経験を乗り越えてそれを見つけていくのではないかと考えています
その道中は本当に苦しくてつらいものだったりもします。
でも乗り越えたときの美しさは、エルサがエンディングで見せた真っ白な神々しい姿が表しているのではないでしょうか。
エルサはフィクションだし魔法がつかえるし…と言ってしまうともったいない。
みんなエルサのように見つけられます。
「自分らしさ」のために、家を売って買おうとか、転職しなきゃとか、離婚しようとか、いきなり大きなステップに挑戦しようとしてしまう方も多いと思いますが、大きなステップは壁が多いと思います。
まずはエルサのように、本当の自分らしさを見つけるために「今出来ること」から始めてみるのはどうでしょうか。
忙しい生活のなかでも、自分のこと、人生のことを考える時間を少しだけ作ってみる
今すぐ転職は難しくても、趣味で自分らしさを表現してみる
硬直したパートナーとの関係にフォーカスする時間を少し減らして、自分がなりたい姿を考えてみる
小さなことでいいんです。
エルサも最初はずっと部屋に閉じこもっていました。
精霊から呼ばれても聞こえないフリをしていました。
でも
部屋から一歩出た。
精霊の声に答えた。
エルサも最初の一歩は大したことをしていません。
でもその小さなアクションが全ての始まりです。
一歩を踏み出した途端、周囲の人々、身の周りの環境が動き出します。
「今出来ること」を続けるだけです。
小さなアクションなら、もし「あ、違ったな」と思っても、また違うかたちにしていけます
エルサみたいに一発で大きなうねりにならなかったとしても、小さな「今出来ること」を繰り返して「本当の自分」を見つけましょう
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