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私たちは思い出を食べているのかもしれない。

あなたが死ぬまえに食べたい、最後の晩餐はなんですか? よかったら考えてみてほしい。

味よりも、時間。

母は、大好きなりんごを食べて死にたいという。私はと考えたら「あんばたのコッペパン」だった。

普通のコッペパンじゃなくて、キラヤというスーパーで売っている、1個98円の安いパン。

毎週末、家族でお昼ご飯を食べる時に、このコッペパンを買って、みんなで食べている。

確かにパン生地も柔らかくて塩気があり、あんバタとの相性もよく、食べ応えもある。

かといって、最後に食べるのはそれじゃなくてもいいんじゃ。。という気もするのだが。

考えてみたら

私は、味よりも「家族と過ごす時間」が欲しかったんじゃないか。

と思った。

絶賛、両親に対してツンケンしているときでも、
今死んだら後悔するのは何か。と考えたら

「あんバタのコッペパンが食べたい」
という答えが出て

なんだ。本当は家族と仲直りしたかったんじゃん。と気づいて、実家に帰ったこともある。

好きな食べもの

2種類あると思っていて。

① 味が好き
② その食べ物にまつわる思い出が好き

私の場合、あんバタのコッペパンは確実に後者で、ただ味が好きなのは、さつま芋とかチーズかな。

あなたが選んだ「最後の晩餐」は、どちらに当てはまりますか?

前者の場合でも、思い出にまつわる好きな食べ物がほかにあるかもしれない。

そして

好きな食べものを考えることは「自分が大切にしたいもの」を考えることにも繋がるんじゃないか。
最後に食べたいものは、自分が一番大事にしている思い出や人と関わりがあるものなんじゃないかな。

と思った。

私たちは、好きな食べ物と一緒に、思い出や時間も味わっているのかもしれないね。

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 食べたいもの食べよう。

おわり。

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