おいしい時間は、人を幸せにするね。
今しがた母が、生クリームのたっぷり詰まったコッペパン半分と、大きなシュークリームをもって
2階へと上がっていく、その背中にもの言わずとも、嬉しさがにじんでいて
いいねえ。とこちらまで、ほっこりした気分になりました。
おいしい時間、とは。
人によって、どんな時間がおいしいのか、て違うと思うんです。
母みたいに、生クリームをいっぱい頬張りながら、コーヒーを挟みながら、
朝の静かな時間を、ひとりで楽しむのが好きな方もいれば
私は何を食べるかも、大事っちゃ、大事ですが
が、一番おいしく感じます。
心が満たされます。おいしい時間です。
おいしくても、心が満たされなければ。
東京にいた時代、たくさんの美味しいものを、食べてきました。
おいしいパン屋さんに行ってみたり、ケーキ屋さんに行ってみたり、たくさんのカフェにも行きました。
どこにでもコンビニがあるので、なんの手間もかけずに、すぐにある程度のものが食べられる。
でも、ひとり部屋でこころ寂しく食べているとき
なんだかそれは、味気ないものたちでした。
実家のごはんは温かい。
長野に帰ってきて、びっくりしました。
そこらへんの畑で、採ってきた野菜を使って
でっかいフライパンで、家族分のごはんを作る。
うちで採れたきゅうりやら、トマトやら、かぼちゃやらを使い、
食後には、やっぱりうちで採れたりんごを、むしゃむしゃと食べる。
東京にいた時も、野菜など仕送りしてくれていましたが、
それでもやっぱり、手をかけて作るごはんはおいしくて、にぎやかに卓を囲む食事に、あっという間に心が満たされていく私がいました。
過食。
長らく、これに悩まされてきた私ですが、きっと私の場合は
という理由が大きかったように思うのです。
寂しさ、ふがいなさ、やるせなさ。
そういう言葉にできない感情、自分でも見向きもしないうちに溜まった欠乏感を
食べ物と一緒に、どこかへぎゅうぎゅうに押し込む。
それによって何とか、時を過ごそうとしていたんじゃないかなと。
あなたにとっての、おいしい時間。
今となっては、過食も私を助けてくれた、手段のひとつ。
そうやってしか、ストレスを解消できなかった自分が、当時を乗り越えてこれたのは、過食があったからだと思っています。
人によって
は、ちがうと思います。
でも、自分なりのおいしい時間は、きっと
心にたっぷりとエネルギーをチャージして、笑顔にしてくれる
幸せのもと、なんじゃないかと思っています。
素敵なごはんは作れなくても。
手の込んだことはできなくても。
ちょっとしたスイーツを、ごほうびに買ってみるとかでも。
自分の心がよろこぶ、幸せの瞬間を、ちょっとでも作っていきたいですね。
ちなみに私は、生食パンにたっぷりとバターを塗り、レンジで温めてとろとろにして、かぶりつくのが大好きな最近です。
ああ、書いていたらもう、食べたくなってきました(笑)
あなただけの、おいしい時間。
ぜひ過ごしてみてくださいね☺︎
それでは今日も、素敵な一日を。
おわり。
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