さわべ動物病院

京都府京都市のさわべ動物病院です。 わんちゃん・ねこちゃんの病気、予防医療、日常のケア…

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京都府京都市のさわべ動物病院です。 わんちゃん・ねこちゃんの病気、予防医療、日常のケアなどについて書いています。 専門的な情報をわかりやすい形で動物好きの方々へ届けたいです。

最近の記事

「爪切りのやり方」について説明します。

爪切りの必要性わんちゃんは散歩によって地面で爪が削れ、ねこちゃんは爪とぎによって爪が剥がれるので、爪切りをしなくても爪はある程度短くなります。 しかし、わんちゃんの親指の爪(狼爪)は地面と接していなので削れません。 また、ねこちゃんも爪とぎの頻度やとぐものの材質にもよりますが、爪切りをしないと爪が伸びてくることが多いです。 爪が長くなってくるとさまざまな問題が生じます。 ①爪が肉球に刺さる 爪は弧を描くように伸びるため、徐々に巻いていき肉球に刺さってしまう場合があります

    • 「歯みがきのやり方」について説明します。

      歯みがきの重要性犬と猫では虫歯は少なく、歯周病の発生が非常に多いです。 歯周病は歯垢中の細菌を原因とし、歯肉や顎の骨(歯槽骨)にまで炎症が広がる病気で、3歳以上の犬・猫の約8割に歯周病が生じているといわれています。 歯周病が進行すると、歯肉炎が悪化し、歯槽骨が溶け、歯の揺れがみられるようになり、最終的には歯の脱落、顎の骨の骨折、頬の皮膚に穴が開くなどの症状が現れてきます。 進行した歯周病の症状は不可逆的であり、治療しても元に戻らないため、歯周病にならないために健康な歯を維持

      • 「猫に必要な3つの予防」について説明します。

        当院では、ねこちゃんに3つの予防を推奨しています。 予防スケジュール混合ワクチンは毎年接種し、初年度のみ複数回接種が必要です。 フィラリア症予防薬は蚊がいる季節に月1回もしくは3か月に1回、ノミ•マダニ予防薬は通年で月1回もしくは3か月に1回投与します。 初年度のワクチンスケジュール生まれて1年目のワクチンスケジュールは2年目以降とは異なります。 初年度は混合ワクチンを1か月ごとに2回接種し、1歳になったタイミングで初年度最後の3回目の混合ワクチンを接種します。 混合

        • 「犬に必要な4つ予防」について説明します。

          当院では、わんちゃんに4つの予防を推奨しています。 予防スケジュール混合ワクチン、狂犬病ワクチンは毎年接種し、混合ワクチンは初年度のみ複数回接種が必要です。 狂犬病ワクチンは4-6月の接種が推奨されています。 フィラリア症予防薬は蚊がいる季節に月1回、ノミ•マダニ予防薬は通年で月1回もしくは3か月に1回投与します。 初年度のワクチンスケジュール生まれて1年目のワクチンスケジュールは2年目以降とは異なります。 初年度は混合ワクチンを1か月ごとに2回接種し、その1か月後に狂

        「爪切りのやり方」について説明します。

          健康診断って何をするの?③【飼い主様からのQ&A】

          秋の健康診断キャンペーン実施中です! 今回の検査項目は血液生化学検査です。 血液生化学検査とは血液生化学検査は、臓器(腎臓・肝臓・膵臓)の状態を反映する項目、血糖値、タンパク質、コレステロール、中性脂肪、電解質などの項目を調べることで体の状態を総合的に判断する検査です。 腎臓の項目尿素窒素(BUN)、クレアチニン(Cre)、リン(P)、SDMA、シスタチンCなどの項目は腎臓の状態を反映します。 SDMAとシスタチンCは尿素窒素(BUN)、クレアチニン(Cre)よりも早

          健康診断って何をするの?③【飼い主様からのQ&A】

          健康診断って何をするの?②【飼い主様からのQ&A】

          秋の健康診断キャンペーン実施中です! 今回の検査項目は血液血球検査(完全血球計算)です。 血液検査には血液血球検査と血液生化学検査があり、血液血球検査は血液の細胞成分、血液生化学検査は血液の液体成分を調べる検査です。 血液の構成成分 血液は、液体成分である血漿と細胞成分である赤血球、白血球(好中球、リンパ球、好酸球、単球、好塩基球)、血小板で構成されており、血漿に細胞成分が浮かんでいるような状態です。 薄い黄色の血漿に赤色の赤血球が浮かんでいるため、血液は肉眼的に赤く見

          健康診断って何をするの?②【飼い主様からのQ&A】

          健康診断って何をするの?①【飼い主様からのQ&A】

          秋の健康診断キャンペーンが始まりました! 今回の健康診断キャンペーンでは3つのプランを用意いたしましたが、検査の内容が分からないとプランの選択が難しいかと思います。 そこで今回はそれぞれの検査項目について説明していこうと思います。 1つ目の検査項目は一般身体検査です。 一般身体検査では聴診、触診、視診、体重・体温測定を行います。 ①聴診 聴診では心臓の音、呼吸の音などを聴きます。 心音→雑音、心拍のリズムの乱れ、心拍数など 呼吸音→異常な呼吸音など を確認します。

          健康診断って何をするの?①【飼い主様からのQ&A】

          「ワクチンの選び方」を画像・動画・文章で説明します。

          今日のテーマは「ワクチンの選び方」です。 画像4枚の画像にまとめました。 より詳しく知りたい方は、画像の下の動画か文章がおすすめです。 動画 文章ここからはより詳しく説明していきます。 ①どんな種類がある? 犬の混合ワクチンは5種、6種、7種、8種、10種、猫の混合ワクチンは3種、4種、5種がありそれぞれ予防できる感染症の数が違います。 地理的な条件や生活環境により必要となるワクチンが異なります。 どのワクチンを選ぶかを考えるうえで、重要なワクチンの分類法があり、そ

          「ワクチンの選び方」を画像・動画・文章で説明します。

          「去勢手術」を画像、動画、文章で説明します。

          今日のテーマは「去勢手術」です。 画像4枚の画像にまとめました。 より詳しく知りたい方は、画像の下の動画か文章がおすすめです。 動画 文章ここからはより詳しく説明していきます。 ①どんな手術? 全身麻酔をかけて、皮膚を切開し精巣を取り出します。 手術の手順は犬と猫でほとんど同じですが、犬と猫では切る位置が少し違います。 手術は日帰りで、犬は10日後に傷口の抜糸をします。猫は抜糸がなく、7日後に診察を行います。 ②目的は?  手術しないとどうなる? ☑︎病気の予防

          「去勢手術」を画像、動画、文章で説明します。

          「避妊手術」を画像・動画・文章で説明します。

          今日のテーマは「避妊手術」です。 画像4枚の画像にまとめました。 より詳しく知りたい方は、画像の下の動画か文章がおすすめです。 動画 文章ここからはより詳しく説明していきます。 ①どんな手術? 全身麻酔かけて、お腹を切って、卵巣と子宮をまとめて摘出し、最後にお腹を縫って閉じます。 手術の手順は犬と猫でほとんど同じですが、お腹を切る位置や血管の処理が少し違います。 手術は日帰りで、10日後に抜糸を行います。 ②メリットは?  なんで手術は必要? ☑︎病気の予防 病気

          「避妊手術」を画像・動画・文章で説明します。

          はじめまして。

          こんにちは。 京都府京都市にあるさわべ動物病院です。 noteでは飼い主様に役立つ情報を発信していきます。 当院に通院中の方も、そうではない方もぜひご活用ください。 「〇〇を画像・動画・文章で説明します。」 専門的な情報をより分かりやすく発信するために「〇〇を画像・動画・文章で説明します。」という形式でさまざまな情報を記事にまとめていく予定です。 1つのテーマに対して3つの方法で発信することで、みなさまにより分かりやすく情報を伝えていければと思っています。 ①画像

          はじめまして。