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【童話】幸せ”落としちゃったの



幸せ”落としちゃったの



ぼくの幸せどこ行っちゃったのかな?

うさぎさんは毎日毎日探します。
この穴に落ちちゃったのかな
首を伸ばして覗いてみます。

この川に落ちちゃったのかな?
頭を川に突っ込んでみます。
「わあ!冷たい、待って待ってぼくは餌じゃないよ」
魚たちにパクパクされてしまいました。

あの森の木に引っ掛かっちゃったのかな
この間、風が強かったしなあ
ぼくの幸せどこに行っちゃったのかなあ


昔々、森の奥深くにある小さな村がありました。その村には、あわてんぼうのうさぎさんが住んでいました。うさぎさんはいつもどこかで駆け回り、忙しそうにしていましたが、実はいつも何かを忘れてしまい、あわてふためいていたのです。

ある日、うさぎさんは森の中で散歩をしていました。風が心地よく、木々がざわめき、鳥たちが歌い、とても穏やかな日でした。すると、うさぎさんは木の根元に小さな木の実を見つけました。その木の実はとても美しく、まるで幸せのかけらが詰まっているようでした。

うさぎさんは喜んで木の実を手に取りましたが、そのときにうっかり手から滑らせてしまいました。木の実は空高く舞い上がりました。うさぎさんはあわてて追いかけました。しかし、どんなにジャンプしても手の届かない高い木の上に、美しい木の実は飛んでいってしまいました。

「ああ、どうしてこんなことになるんだろう!」
とうさぎさんは頭を抱えて叫びました。
しかし、木の実はもう遠くへ飛んでしまっています。

うさぎさんは落ち込みながら森を彷徨いました。すると、道の真ん中に小さな家がありました。蝶の羽のように綺麗な屋根があり、扉には、蟻の足のようなとってがついていました。その家の前にはおばあさんが座っています。椅子も象の足のようでした。おばあさんは、にこにこと朝の光のような優しい笑顔でうさぎさんを迎えました。

「こんにちは、うさぎさん。どうかしましたか?」おばあさんが尋ねました。

うさぎさんはしょんぼりしながら、木の実のことを話しました。すると、おばあさんは微笑みながら言いました。
「その木の実は幸せのかけらなんですよ。でも、幸せはどこかに飛んでいくこともあるんです。大切なのは、それを探し続けること。」


うさぎさんは、おばあさんの言葉を聞いてそうだったのかとひざを叩きました。

それから、幸せを見つけるために森の中を再び歩き始めました。
その日以来、うさぎさんはあわてずに、ゆっくりと、幸せを探すことにしたのです。


うさぎさんは森の中を歩きながら、幸せを探す旅に出ました。最初は不安でしたが、次第に自信を持ち始めました。


Copilot by はるの さわ



最初にうさぎさんが幸せを見つけたのは、小さな川のそばでした。そこには美しい花が咲き乱れ、水の音が心地よく響いていました。うさぎさんは花の美しさに感動し、なんだか嬉しくなりました。

次に、うさぎさんは高い木の下で休んでいるリスの家族を見つけました。リスの家族は仲良く寄り添っていて、おしゃべりを楽しんでいました。うさぎさんはその光景を見て、家族っていいなと思いました。

さらに、うさぎさんは森の中で小さな子熊と出会いました。子熊は迷子になって泣いていましたが、うさぎさんは優しく子熊に声をかけ、小鳥やヘビに小熊くんの家を尋ねながらに、一緒に家に行きました。子熊くんの笑顔を見たとき、うさぎさんは心から良かったなと感じ胸の中があったかくなりました。


Copilot by はるの さわ




次の日、うさぎさんは森の中で大きなキノコを見つけました。そのキノコはとても大きくて点々がついていました。うさぎさんが興味津々で近づいてみると、中から小さな声が聞こえました。

「こんにちは、うさぎさん!」

驚いたうさぎさんがキノコの中を覗くと、そこには小さなキノコの妖精がいました。妖精はにっこり笑いながら、うさぎさんに話しかけました。

「このキノコの中には、笑い薬が詰まっているんですよ。」

うさぎさんは興奮して妖精に尋ねました。
「笑い薬?それってどうやって使うの?」

妖精は小さな瓶を取り出し、中身をうさぎさんに見せました。
「これを飲むと、何でも面白く感じるようになるんです。」
妖精は得意満面の笑みで応えました。

うさぎさんは興味津々で笑い薬を試してみることにしました。
ほんの少し飲んでみたら、突然、木々が色とりどりの風船に見えたり、鳥たちのさえずりがおかしな言葉に聞こえたりしました。

すると、うさぎさんはふとした拍子に自分の耳が長くなったように感じ、思わず笑いがこみ上げてきました。そして、森の中で一人で大笑いをし始めました。

すると、近くにいたリスや小鳥たちもうさぎさんの笑い声につられて笑い始めました。みんなが笑い転げる中、うさぎさんは幸せな気持ちに包まれました。


Copilot by はるの さわ





しばらく笑い転げていると、そばの木の上で小さな鳥が歌い始めました。その鳥の歌声はとても美しく、うさぎさんの心に響きました。その美しい歌声に触発されて、うさぎさんの目から涙が溢れてきました。

「この歌声は何だろう?なぜこんなに心が動かされるんだろう?」
うさぎさんは感情の波に包まれながら、自問しました。

すると、鳥の歌声が次第に静かになり、代わりに森の中にやさしい光が差し込んできました。その光に包まれながら、うさぎさんは突然、幼い頃の記憶が蘇ってきたのです。

心の奥深くに眠っていた、幼少期に母親が歌ってくれた優しい歌声が、鳥の歌声と重なり合っていたのです。母親の懐かしい歌声が、うさぎさんの心に溢れ出しました。

「母さん…」うさぎさんは声を詰まらせながら呟きました。

涙を拭いながら、うさぎさんは母親の優しさとあたたかさを思い出しながら、幸せな気持ちでいっぱいになりました。そして、母親の教えと愛情が、今の幸せへと導いてくれたことに気付き心から感謝しました。

うさぎさんは森の中で母親の思い出と共に、新しい幸せな人生を歩むことを決意したのです。そして、母親の歌声がいつも心の中に響いていることを感じながら、幸せを追い求める旅を続けるのでした。

そして、うさぎさんは気づいたのです。幸せはいつも私たちの近くにあり、探す努力次第で見つけることができるのだと。うさぎさんは森の中で新しい冒険をして、幸せを見つけるのが楽しくなりました。

小さな木の実が空に舞い上がったことで、うさぎさんは新しい幸せの旅を始めることができたのです。


おしまい



絵と文 ChatGPTとCopilotとはるの さわ

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