授業中に寝ることは悪?

とある記事を発見した。
授業中に騒ぐ生徒に対して教師が「寝ても良い」という指示をするというものだ。

この点に関して、
メリットは教師にとって授業がやりやすくなる。
また、生徒も勉強せずに寝る行為をして嫌なことから逃げることができる。
何よりも、他の生徒の学習する権利を守ることができる。これが1番大きいかもしれない。

デメリットはその生徒にとって将来社会では寝ることが通用しないことを知らずに卒業すること。
そして、寝ている間に他の生徒と学力がみるみるうちに離れていくこと。
寝ている生徒を見てやる気が下がるということも可能性としてあるらしい。
教師としては、その生徒の寝る行為を許すことで他の生徒にも許してしまうことにつながる。

以上がこの状況に対する見解だ。
正直、自分は「寝る行為」について賛成派だ。

ここからは個人の意見だが、
第一に、勉強はしたい人がすればいいと思う。
最低限ここまではやるという基準はあるが、
そこに達したらやらなくてもいいかと。
勉強は「教師がやれ」といってするものではない。
必要があればすればいい。贅沢だから。
社会に出たときに困るのはその生徒自身なのだから。

自分は勉強をやりたくないと思ったことはあるが、
「嫌い・普通・好き」の基準があれば、
普通から好きくらいだ。
中学時代に塾に行ったがそれも自分から行きたいと両親に伝えて行くことになった。
元々、裕福な家庭ではないので塾に行くという選択肢すら無い。
それでも押し切って、泣きじゃくりながら行きたいと伝えたのは今では懐かしい。
親が塾に行かせるそんな家庭は自分にとって、
とても幸せで羨ましかった。
自分には考えられないから。
私立学校に行く家庭なんかとんでもなく羨ましい。
私立に行くことさえ反対される家庭だったから。

と、長々と話してきたが、
第二に、寝る生徒だけの責任に尽きること。
もちろん、周りの生徒にしてみれば、
それを見てやる気がなくなることもあるだろう。
だけど、それって甘えすぎないか?って思う。
結局、「周りが〇〇だから。」という他責思考とともに現状から逃げているだけじゃないかと。
そんな状況でも、やる奴はやる。

正直、そんな言い訳じみたことを言っている人も寝ている人と同じではないかと思ってしまう。
競争社会のいま、他人の視線を気にする暇なんかない。
全員平等で公平な世の中を望んでいた。
かつての私もそうだった。
だが、もうここ22年間生きてきて分かった。
そんな甘くないんだと、この世の中は。
個人の力で勝ち上がるしかない。

ここまで、思ったことを書いてきたが、
もしかしたら私は根は人に冷たいのかもしれない。
よく優しいとか言われるけど、どうなんだろうか?(笑)
自分のメンタルがとてつもなく強いのかな。
注意したり叱ったりする先生って本当の優しさを持っているんだなとしみじみと感じる。
こんな想いを抱えているからこそ、
私立よりも公立の子どもたちに寄り添いたい想いが強いのかもしれない。
自分と同じような貧しい家庭環境の人を救ってあげたい。

そんなことを最近、感じている。

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