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サウナストーブのインストール

ついに、ストーブがやってきた!

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MOKI製のMR120(ラック仕様)。サウナ専用設計の薪ストーブです。上から見ると五角形。正面の大きな丸いハッチは船舶用の窓を思わせます。

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MOKIのサイトで金額が掲載されていますが、約50万円です。これに積むサウナストーンが300kgで、定価で45万円くらいします。

快晴の4月26日の昼、長野から運ばれてきたストーブ。まずは外で空焚きして匂いを取ります。1時間ほど薪を入れて様子を見ます。実は、放置していました笑

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時々様子を見ていましたが、最後、見てみると全く炭が残っておらず、キレイに灰になっていました。煙突を付けずに燃やすとキレイに排気が抜けないので、もっと炭が残ると思っていました。

このストーブが入るサウナ室は、内装に取り掛かっています。ここでしっかり断熱できるかどうかで、今後のサウナ室の性能、薪の消費量が変わってきます。住宅用の断熱材は様々ありますが、ここは常時100℃で使うサウナなので、性能が良くても使えないものもあります。

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ストーブ背面の壁は煉瓦です。当然ですが、消防からの指導で耐熱仕様の壁にする必要があります。
天井、壁面も、仕上げ材の貼り込みが始まりました。見た目も美しく、耐久もある吉野ヒノキを使っています。

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煙突は真上の屋根から出すことになっているので、屋根もしっかり、雨漏りや暴風時の吹き込み対策を行っています。煙突が通る小屋裏は、難燃の外壁材で囲ってあります。

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この後、ストーブと煙突をつなぎ、壁が終わると大きな二段ベンチを作ります。窓の高さと海の水平線を意識しながら、慎重に高さを決めます。

床のすのこが入り、こだわりの入口ドアが付けば、サウナ室はほぼ完成です。すぐさま、ストーブの燃焼テストを繰り返すことになります。

このサウナ室の最適な温度湿度を、まだ誰も知りません。ロウリュによって水蒸気はどう拡散し、体感温度はどうなるのか(体感温度なのでセンサーで測定ができない)、1セットに最適なロウリュの水量はどのくらいなのか、室内上下の温度差はどうか、何度下がったらどのくらいの薪を入れると何分で戻るか、夜間の蓄熱は翌朝どの程度残せるのか、全てが未知。

5月22日から無料の体験会を行いますが、そこまでに各データが揃うとは思っていません。「もっとこうした方がいい」「ロウリュしてこうしたら気持ち良かった」「この時間帯に入ると景色がこう見えるかもしれない」そんな意見やアイディアをたくさんいただき、お客様と一緒に、手探りで、このサウナの奥深さを探求できたら、と思っています。

そもそも、最適とか、気持ちがいいとか、かなり主観的であってお客様それぞれ感じ方が違うわけです。このサウナの「スタイル」「流儀」を見出すには数年要すると思います。それをお客様と一緒に見つけ出してゆく「共同作業」に、今からとてもワクワクしています。

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