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妊娠中に読んだ本★個人的おススメ

妊娠してから読んだ本のうち
個人的なおススメを紹介
下書きに温めていたので、時系列ちょっと変かも


1.れもん、うむもん!/はるな檸檬

たまごクラブかで紹介されていて
イラスト多くて軽い系かな、と正直読むまで侮っていた

読み終わった瞬間
「よく書いてくれた!」と
筆者と空想ハイタッチ、ハグする私。
苦しむ妊婦さん、親になった人、全人類読んで欲しいと全力でおススメ

私の妊娠期間の大半は気持ちに余裕がなくて
お腹が目立ち始めた頃、周囲から「妊娠?」と声をかけてもらうことが増え
「はい」と答えると「楽しみですね」と言われ
「そうですね」と返すのだけれど
全力で楽しみとは言えず
正直「楽しみ?????」と思っていた

勿論産後の楽しみがない訳ではない
けど、出産に対する不安とか、育児に対する不安とか、体調不良とか不満とか
色々を含めると満点笑顔の「はい、楽しみです!」が、出てこない

だけど、妊娠が発覚した友達と話していて
「実は私も」と告げると心から喜んでくれた
そして「楽しみだね」と言ってくれた

私にはずっと思えなかった「楽しみ」を妊娠初期から持てる人もいる

妊娠21週で受けた健診で性別が判った
性別を聞いて、当初の自分の予想や周囲の予想と違ったので、正直戸惑った

私は本当にこの子の親になれるのだろうか
パートナーは喜んでくれるだろうか
可愛がってくれるだろうか
全力で愛情を注ぐことができるだろうか

不安な気持ちが湧いた

そんなあらゆる不安や気持ちのモヤモヤを
れもん、うむもん!は一掃してくれた

親になるって段々なんだ
自分の子どもだから無償に可愛くてというか
24時間一生懸命世話をするうちに
かけがえのない存在になり
愛情が生まれてくるんでいいんだ
産む前から全力で愛情を注げる自信なんて
別になくてもいいんだって

すーーごく気持ちが楽になった

性別が判ってから自分の父親と話す機会があって
私は女姉妹なので男の子の方が嬉しいかなと聞いてみたら

どっちだとしても、無事生まれてくればそれでいい
と言ってもらって、本心ではないとしても
何となく気持ちがスッと楽になった

2.予定日はジミー・ペイジ/角田光代


妊娠初期
旦那が目の前で刺身やお寿司を食べていて

「やだやだやだー」と大声で泣きながら起きた

夢の話でした

そんなこともあったな
と思い出しながら読んだ本

流れ星を見つけたとき、直感で妊娠を感じ取った本の導入
私も早い段階で「これ妊娠だわ」と謎の自信があった
本の中で妊娠して最後のビールを飲んでいるシーンがある
「妊娠だ」と直感してからも判定薬をやるまでは "無効”と勝手に決めて、ビールを軽く飲んで飲み納めをしたり、さばの漬け丼やカツオの刺身を食べたりしていた自分となんとなく重ねて読み進めた
本における妊娠を受容していく過程の緩さがなんとなく心地よかった

前情報なしに読んでいたので、これがエッセイではなく小説であることに驚いた
妊娠を経験していない人が想像で此処までもリアルに書けるのか・・・

本のタイトルもいい
予定日はマイケルジャクソンとか、予定日はジョンレノンとかじゃなくて、ジミーペイジってとこがいい
因みに我が子の予定日の有名人も調べたけれどパっとしなかった(失礼)

3.大丈夫やで/坂本フジヱ

これは最近読んだ本
出産、育児に向けての心構えができるような名言集的な
体調もメンタルもだいぶ落ち着いてきてから読んだし、読む時期、人によっては受け容れ方が違うかも

妊娠中も笑ってなさいとか、細かいことは気にせず赤ちゃんに無条件に愛情を、とか自分がいま出来ていないこと、課題になりそうなことが書かれていて産後も忘れないようにメモとか取りながら読んだ(真面目)
個人的には読んで良かった
因みに、大丈夫やで2もあり、そちらは育児についてがメイン
子どもが産まれたらお父さんが好きな子に育って欲しいと思っている
そのためには夫を立てられる妻でなくてはならないと
壁は厚く高い。笑

以上。
そのうち他に読んだ本も紹介できれば。

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