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大阪の「咲くやこの花館」は エンタメ精神にあふれた植物園でした!

昨年10月に、大阪の植物園「咲くやこの花館」に行ってきました。
大阪らしいエンタメ精神にあふれた、楽しい植物園でした。

何が楽しいって、疑問を放っておかないということです。
たとえば、タイトルの写真はオオオニバス。
子供がこの上に乗っても沈まないことで知られていますね。

どうして そうなるのか?
この植物園では、葉っぱを1枚切って裏返しに展示して
空気がいっぱい詰まった太い葉脈を見せて、
浮力の源を見せてくれます。

こんな具合に、植物の解説が充実していて、楽しめます。
たとえば、植物の名前には、何々の木とつくものがたくさんありますが、
これは 何の木でしょう?

Parmentiera cereifera この形はまさに….

答えはロウソクの木です。
英語でもcandle tree。見た目そのものですね。

ではこちらは 何の木 でしょうか?

日本や中国が強い、あのスポーツのラケットに似てない?!

答えは、ピンポンの木です。おお〜なるほど〜!ピンポンか〜!
ラケットの形に似てるからかな〜?
それとも、種がピンポン球みたいだからかな〜?

種は ちょうどピンポン球くらいの大きさ

しかし!これはヒッカケ問題で、
この木は卓球とは無関係。
中国名が「頻姿(ピンポー)」というので、英語では「pimpom tree」
日本語でも、ピンポンの木という名前になっているそうです。

ところで、アーユルヴェーダでは、植物が人体の一部に似ていると、
その臓器と同じような働きを持ったり、その部分に効く薬になる、と考えます。

この形の臓器といえば…..

胃袋にそっくりですね!
食虫植物の多くは、胃袋に似ているんだ!と、気づきました。

インドには、Yatha Loke Tatha Pinde という言葉があります。
宇宙と人間は相似形という意味です。

この植物園は、温室だけでなく、気温を下げて
高山や極地の植物の展示もありました。

Meconopsis betonicifolia


一度見てみたい!と思っていた、ヒマラヤの青いケシもありました。
栽培のむづかしい、幻の花のはずが…ここでは一年中見られるように
展示されているのだそうです。

うーん…親切ではあるんだけれど….
こういうものは、ヒマラヤにいかなければみられない!という
希少性がよかったのかなあ〜〜
それとも、ヒマラヤにいかなくても見れた!と、喜ぶべきか…
ビミョーな気持ちでシャッターを切ったワタクシでした。^^;



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