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療養をしながらの一人言
統合失調症ですので、狂ったなりの鑑賞はお許し下さい。
初めての短芸錬成に参加して短歌の心の深さ味わう
天野ヨリエ
いろんな方が誠なさっておられますね・・・・・。
何事も奥が深いんですね・・・・・。
気ままに気ままな一人言
とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)
金剛にかかりいし雲風に去り山は容(かたち)をあらわしにけり
渡辺栄子
金剛の山にかかっていた雲も、風に流されていった・・・・・。
山は堂々と、その全容を現した・・・・・。
気ままに気ままな一人言
とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)
竹垣に狭く閉(さ)さるる坪庭に吹く風うけて木の葉がゆるる
佐藤美弥子
坪庭だから小さいんでしょうね・・・・・。
それでも一所が竹垣だから、風が吹いてきて、庭木の葉を揺らす・・・・・。
気ままに気ままな一人言
とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)
一人居の静けき部屋にすき間風通れど空に月明りする
野村きみゑ
一人でいる静かな部屋に、隙間風が吹いているけれど・・・空には月が煌々と照っている・・・・・。
気ままに気ままな一人言
とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)
碑の方辺に生いて繁りたる泰山木は蕾を点す
米山浩子
碑(いしぶみ)
泰山木の花が咲くのは六~七月ごろのようですから、春に詠まれた歌でしょうか・・・・・。
泰山木は碑に、花を添えているのでしょうね・・・・・。
気ままに気ままな一人言
とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)
病弱の吾慈しみ逝きませし母の齢を越えて生きゆく
石川美代子
お母様に慈しんで頂いた思いで・・・・・。
ご自身が、今、お母様の亡くなられた歳を超えておられる・・・・・。
病弱であったにもかかわらず・・・・・。
気ままに気ままな一人言
とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)
詣できし奥津城の芝は雨あとの湿りを含み緑清やけし
中村千世子
お参りなさってこられたんでしょうね・・・・・。
雨あとの緑の芝のすがやかなこと・・・・・。
気ままに気ままな一人言
とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)
雨あとの奥津城前に佇めば夫と来たりし日の思わるる
立花恵美子
ご主人は亡くなられたんでしょうか・・・・・。
懐かしい想い出なんでしょうね・・・・・。
気ままに気ままな一人言
とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)
紫の彩いを残すあじさいの花は夕べの雨に打たるる
大崎克子
紫陽花も終わる頃、ほのかに紫色の残っている花・・・・・。
その花も夕べの雨に打たれている・・・・・。
気ままに気ままな一人言
とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)
坪庭に紅葉そめたる夏椿そよ吹く風に葉をさやめかす
井上和子
椿の紅葉なんですねえ・・・・・。
坪庭にも風が入ってきて、かすかに葉をゆらしている・・・・・。