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短歌の小窓 藤本楠庭
2023年12月28日 18:28
第二歌集 日々の歌 藤本楠庭ー大空まえる この頃は、まだ、神奈川県の藤沢に住んでいました。 信仰のつもりで人に話しかけ それでも少し心満たさる 寒き朝ドラム缶よりもくもくと 立ち上りたる焚火の煙 横浜の夜の街路のいちょうの木ショウウインドウの明かりに映えて 電車より降り立つ前に聳え立つ 団地の窓の明かりまばらに