短歌の小窓 藤本楠庭

見えを張ることしか知らず、右目動眼神経麻痺と統合失調症を患ってしまい、友達をみんな失っ…

短歌の小窓 藤本楠庭

見えを張ることしか知らず、右目動眼神経麻痺と統合失調症を患ってしまい、友達をみんな失ってきている哀れな男です。 それでも短歌の勉強をさせていただく機会に恵まれましたので、自分らしく生きるために短歌に取り組んでいます。

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気ままに気ままな一人言

とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 河原(かわはら)にこぼれて花はおちつけり水に散りしは流れ去りゆく                    生田蝶介 河原の木に花が咲いているのでしょうか・・・・・。 散り落ちている花びらもあれば、水に流れゆく花びらもある・・・・・。

    • 気ままに気ままな一人言

      とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 岬(みさき)べははるけき雲のおのづから白く光りて汐に日は照る              --勝浦の海ーー                    生田蝶介 雲が白く光っているのでしょうか・・・・・。 岬の汐に日は照っている・・・・・よく情景がつかめませんが・・・・・。 雲を白く光らせて、雲間から日が差している・・・・・そんな情景でしょうか・・・・・。

      • 気ままに気ままな一人言

        とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 十丈の落差とどろくすさまじさしぶきに立てる虹須臾に消ゆ                小田観螢 凄まじい渦潮なんでしょうね・・・・・黒潮ということですが・・・・・ひょっとしたら、鳴門海峡なんでしょうか・・・・・。

        • 気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 黒潮を一かたぶけに引き落とす雷車のひびき空にとどろく               小田観螢 黒潮踊る南海の・・・・・と言われるほどの荒磯が、どこかにあるのでしょうか・・・・・。

        気ままに気ままな一人言

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        • 随筆集
          2本
        • 第二歌集 日々の歌
          1本
        • 第一歌集 吟行の日々
          1本

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          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 黒潮の落速いよよ荒ら渦のみなぎるひびき空にいざよふ              小田観螢 黒潮は日本列島の太平洋岸を流れているようですね・・・・・。 荒うずのできるのは、どのあたりでしょうか・・・・・。 鳴門海峡ならともかく・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          今日の一首

          拙歌を一首 裏山にじょじょに増えゆく新緑の朝の日差しに輝いている              藤本楠庭

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 太陰は昼見えねども引力の無辺ゆ来たり潮落ちに落つ             小田観螢 太陰とは、月のことのようですね・・・・・。 昼は見えなくても、潮の満ち干にかかわっている・・・・・ことを言っているのでしょうか・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 鞍馬山谷間の空を飛びむかふ鷹吹き捉うる杉あらしかも              小田観螢 鞍馬山の谷間・・・・・。 一羽の鷹・・・・・。 杉の木にとまったのでしょうか・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 月一つ萱(かや)原とほき夕風に吹かれ居て沼の寒き水皺               小田観螢 月は煌々と輝いているんでしょうね・・・・・。 遠く茅原を渡ってくる風は冬のものでしょうか・・・・・。 沼にさざ波を立てている・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 灯ともす街飯煮ゆる匂ひうまければ涙ながれて母に帰るも              松倉米吉 仕事の後でしょうか、おそらくお金がないんでしょうね・・・・・だから、飯屋から漂ってくる旨そうな匂い・・・・・貧乏な身の上に涙し、ともに苦労している母を思う・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 夜ふかく仕事に冷えて火にかざす母上がもろ手の皸のかなしさ                松倉米吉 夜遅くまで仕事をなさっておられる母上。 冷えた手の赤切れが、すべてを物語っている・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 投げ出しし金をつくづくと母見居り一間なる家に夕日は赤く              松倉米吉 これ以上はないというほどの貧乏生活・・・・・それでも夕日は、平等に照らしてくれる・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          今日の一首

          拙歌を一首 ひと頃はまだ若かったあの人もお互い年を取るものだなあ               藤本楠庭

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 半月に得たる金のこのとぼしさや語るすべなき母と吾かな               松倉米吉 貧乏なんですねえ・・・・・。 さぞ、お困りでしょう・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 雨上りその夜も更けて米を磨ぐ母に涼しき風吹きにけり              松倉米吉 夏なんでしょうか・・・・・せわしく立ち働くお母さん・・・・・せめて夜は、母に涼しい風が吹いていてあげてほしい・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 雨ふれば人も見に来ず藤なみの花のながふさいたづらに咲く               伊藤左千夫 雨が降っているので訪れる人もなく、見事に咲いた藤波の花がもったいない・・・・・。

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