短歌の小窓 藤本楠庭

努力などしなくても、何でもできるところを見せつけようとして、統合失調症を患ってしまい、…

短歌の小窓 藤本楠庭

努力などしなくても、何でもできるところを見せつけようとして、統合失調症を患ってしまい、友達をみんな失ってきている哀れな男です。 それでも短歌の勉強をさせていただく機会に恵まれましたので、自分らしく生きるために短歌に取り組んでいます。 何でも努力をすることこそ大切ですね。

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療養をしながらの一人言

統合失調症ですので、狂ったなりの鑑賞はお許し下さい。 初めての短芸錬成に参加して短歌の心の深さ味わう          天野ヨリエ いろんな方が誠なさっておられますね・・・・・。 何事も奥が深いんですね・・・・・。

    • 気ままに気ままな一人言

      とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 金剛にかかりいし雲風に去り山は容(かたち)をあらわしにけり                渡辺栄子 金剛の山にかかっていた雲も、風に流されていった・・・・・。 山は堂々と、その全容を現した・・・・・。

      • 気ままに気ままな一人言

        とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 竹垣に狭く閉(さ)さるる坪庭に吹く風うけて木の葉がゆるる               佐藤美弥子 坪庭だから小さいんでしょうね・・・・・。 それでも一所が竹垣だから、風が吹いてきて、庭木の葉を揺らす・・・・・。

        • 気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 一人居の静けき部屋にすき間風通れど空に月明りする            野村きみゑ 一人でいる静かな部屋に、隙間風が吹いているけれど・・・空には月が煌々と照っている・・・・・。

        療養をしながらの一人言

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        • 随筆集
          2本
        • 第二歌集 日々の歌
          1本
        • 第一歌集 吟行の日々
          1本

        記事

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 碑の方辺に生いて繁りたる泰山木は蕾を点す          米山浩子 碑(いしぶみ) 泰山木の花が咲くのは六~七月ごろのようですから、春に詠まれた歌でしょうか・・・・・。 泰山木は碑に、花を添えているのでしょうね・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 病弱の吾慈しみ逝きませし母の齢を越えて生きゆく           石川美代子 お母様に慈しんで頂いた思いで・・・・・。 ご自身が、今、お母様の亡くなられた歳を超えておられる・・・・・。 病弱であったにもかかわらず・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          今日の一首

          拙歌を一首 つゆ明けの朝の日差しを受けながら山に蝉々鳴き始めたり              藤本楠庭

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 思い出は夫と旅せし青梅路のせせらぎの音山のしずもり            赤阪美津枝 ご主人との、旅の思い出・・・・・。 すべてが美しいんでしょうね・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 詣できし奥津城の芝は雨あとの湿りを含み緑清やけし           中村千世子 お参りなさってこられたんでしょうね・・・・・。 雨あとの緑の芝のすがやかなこと・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 雨あとの奥津城前に佇めば夫と来たりし日の思わるる           立花恵美子 ご主人は亡くなられたんでしょうか・・・・・。 懐かしい想い出なんでしょうね・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) グランドに球打つ音と球児らがかけあう声の高くひびける             神代サチ子 高校野球でしょうか・・・・・。 練習に余念がないんでしょうね・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 山肌の雨霧失せて夕空をかぎる金剛山(こごせ)の峰くきやけし               勝浦千鶴子 金剛山にかかっていた雨霧も消えて、夕べの峰がくきやかだ・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 紫の彩いを残すあじさいの花は夕べの雨に打たるる            大崎克子 紫陽花も終わる頃、ほのかに紫色の残っている花・・・・・。 その花も夕べの雨に打たれている・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          今日の一首

          拙歌を一首 遊歩道おおう桜の葉隠れにつくつく法師あまた鳴きいる            藤本楠庭

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 雨あとの歌碑の面に触れつつはときおり過ぐる風ほの寒し              大崎太郎 雨に濡れた歌碑・・・・・。 ときに吹く風は、もう肌寒いんですねえ・・・・・。

          気ままに気ままな一人言

          気ままに気ままな一人言

          とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞) 坪庭に紅葉そめたる夏椿そよ吹く風に葉をさやめかす            井上和子 椿の紅葉なんですねえ・・・・・。 坪庭にも風が入ってきて、かすかに葉をゆらしている・・・・・。

          気ままに気ままな一人言