見出し画像

快楽はほどほどに、

みなさんは食べ放題は好きですか?
僕は好きです。
無限に食べられる快楽はたまらないですよね。
でも、そのあとに食べ過ぎて苦しくなった経験はありませんか?

「快楽主義」を提唱した古代ギリシャ哲学者のエピクロスは、ほどほどの快楽が良いと主張しています。これは「胃袋の快」として例えられています。「胃袋の快」とは、いくらおいしいものでも食べ過ぎればかえってお腹を壊してしまうように、過剰な満足は有害になることです。そのため、ほどほどの快楽を目指すのが良いというのがエピクロスの考えです。つまり、ほどほどの状態が人間の求める幸福には良いとされています。

また、エピクロスによると幸福になるための以下の「4つの薬」があるとされています。
①神々を恐れないこと:天罰を過度に恐れて行動を制限されてはいけません。神はちっぽけな人間の活動に関心を持つことはないです。
②死を恐れないこと:死は全ての中で最大の不安です。人は生きている限り必ず死にます。だからこそ、死を恐れるのではなく、死と向き合い、どう生きるべきかを考える必要があります。
③快楽の限界を知ること:人間は生き残るために多くを必要としません。しかし、私たちは他人との比較から嫉妬や見栄という不必要な不安を持ち、無駄な欲求を満たします。快楽を得るための欲求は無限に広がりますが、それを満たすには限界があります。快楽を求めすぎたがために、最終的には不幸にさらされるでしょう。
④苦痛の限界を知ること:私たちの痛みの閾値を上げることです。私たちは私たちが思っているよりも回復力があり、私たちが思っている以上に耐えることができます。
以上の「4つの薬」を持ってはじめて幸せな生活を得ることができるとされています。

まとめると、私たちは「4つの薬」を理解し、快楽を求めすぎずほどほどに得ることで幸せな人生を送ることができるでしょう。とエピクロスは主張しています。でも、食べ放題では苦しくなるまで食べたいですよね?(笑)

この記事が参加している募集

スキしてみて

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?