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春土用、夏の足音

年に数回、どうにも唇の端が切れて治らない時期がある。唇全体もひりひり痛む。
そんな時は「土用」。中医学で言う胃経に異変が起きている。
今年の立夏は5/6。4/18~5/5が春土用ということらしい。

立夏を前に、私の身体が季節が変わることを教えてくれたのだ。
土用であると気づく前は、少々気持ちが曇っていた。
しばらく引きずっているコロナワクチンの副作用や、持病の薬を強引に中断したことへの不安、あれをしたから、これをしたから、体調が崩れていっているのではないか。
季節のノックであると気づいた時には、「なんだ、よく気付いたね」と自分をほめることができた。

痛いけど我慢…と言うと辛そうだけれども、痛いのを観察して我慢すると痛く無くなる、そんな瞑想でやり過ごす。

今日から5月。
サトヴィカの「朝の気めぐりヨガとセラピー・タッチ」というクラスでは、1年をかけてめぐらせる12経絡をテーマとしていて、今月は胃経。

今日は新月でもあったので、ベーシックのクラスでは、胃経と月と言えばと思いつき、アンジャネーヤアサナを軽減しながら皆で練習。

気めぐりヨガに限らず、季節に合わせたポーズを行うとしてから、さらにレッスンをするのが楽しくなった。
準備体操や呼吸の行い方から、変えていく。

私はどうにも、今日のクラスではこのポーズをやろう!と決めてかかると、途中で変えてしまうことになる。
どうせ変えてしまうので、決めなくなった。

変な言いかたをすれば、レッスンを始めて少し経つと、今日のシークエンスをひらめく、みたいな瞬間がある。たまにピンと来ないこともある。だけど進めていくと、つじつまが合っていくので気持ちが良い。
不思議なことに、なんとなく型通りにはじめても、準備体操から、ひとつひとつの動きがその季節の経絡にあてはまっていく。

これから、新月の陰ヨガ。
立夏を前に、ひんやりした春の雨が降っている。
ハンドバスと陰ヨガ、瞑想で心もからだもゆるめ、穏やかな夜を。


サトヴィカ・ヨガスクール
https://yoga-sattvica.com/

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