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#算数が苦手な子どもたちへ

どちらかというと私は、勉強すべてが苦手で嫌いな子どもだった。

小学生の頃から塾へ行っていたけれど、勉強が面白いなんて思ったことは一度もないし、学んだことに対して「本当の理解」に確信を持てたことも一度もないように思う。学生の頃の私は、すべての勉強が大人になった時に必要ないものだと思っていた。

一体、英語なんて何のために勉強するのか。
一体、算数なんて何のために勉強するのか。


その答えを学生時代に見つけることができずに、大人になった。とにかく勉強なんてめんどくさくてする気にならなかった。得意不得意なんてなくて、すべての科目が嫌いだった。

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断トツ「算数」は大の苦手。嫌い。

今、私はいい大人になって、たくさんのことに苦労している。算数は、思っている以上に大人になっても使うからだ。子どもの頃悪態ついて、電卓があるんだから暗算できなくてもええねんと言っていたけど、ビジネスの世界では、イチイチ電卓を出して計算するなんて、どんくさいことをやっていてはついていけない。交渉にはリズムがある。

英語は今も英会話を習っているし、私が最初に勤めた会社はプログラマーがなんとインド人だった。もちろん彼らは日本語が話せない。インド人たちに、『僕たちが日本語を覚えるのは不可能だから、あなたが英語を学ぶべきだ。学校で勉強しただろう?』と言われた。インド人たちとうまくやるためにも、仕事をこなしていくためにも英語を学ぶしかなかった。

私は、子どものころあんなに勉強が嫌いだったのに、大人になってから何を学んでいても楽しいと感じるようになった。それは、「何のため」という目的がはっきりしているから、やる気になれるのだと思う。

そう。
何をするにも、目的が明確でなければならない。


私には、小学2年生の娘がいる。
彼女もまた私と同様に、勉強が嫌いで、特に算数が苦手の様子。なぜ、今、掛け算を覚えなければならないのか。ばかばかしい暗唱を今必死しているけれど、彼女も私と同じく一体これは何のためにやらされているのかわかっていない。目的が「覚えなければならない」では、全くやる気が出ないのだろう。

算数を学ぶ目的は、生きていくために必須だからだ。

あらゆる場面で、算数は必要である。その例をたくさん面白おかしく話してあげれば、興味を示す。私はアラブに1年いたから、他の人より面白い話はたくさん持っているかもしれないけれど、兎にも角にも、頭の中で計算をして交渉をしなければならない機会は日本にいたって想像以上にある。

ちなみに私が、娘の横について一緒に勉強することはない。私は、フルタイムで働いていたし、今はフリーランスで日銭を稼ぐのに必死なのだ。それに、そもそもの考え方として私は我が子の自主性を大事にしているので、勉強をしなさい!とか宿題は?とか、いちいち言わない。だから彼女はいつだって自分でスケジュールを考えて、自主的に宿題をしているし、自分で調べて解決しようとしている。

ただ私は、責務として子どもに機会を与えなければならないと思っている。それは勉強に限らずのことで、大人になるまでにたくさんの機会を与えられるように日々尽力している。そのたくさんの機会の指標として、STEAMという教育方針を私は大事にしている。

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STEAMとは

STEAMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の頭文字をつなげた造語で、これら5つの領域を重視する教育方針のこと。

これから生きていくためには、自分で課題や好きなことを見つけだせる力、人から言われるがままではなく自分で意欲をもって取り組む力、そして、問題を解決に導いたり、新たなイノベーションを生み出していくための知識が必要だと思っている。

だから私は、意欲や思考力が伸びる機会をたくさん与えることにしている。どのジャンルにおいても私はプロフェッショナルではないし、私の得意とする芸術は日常的に多めだが、すべてを教えることはできない。だから、色々なものを頼って機会を作っているので、今日は、その中で私が使ってよかったなぁと思うサービスをひとつ紹介したい。

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RISU

RISU(リス)は、2014年「才能あふれる社会を創る」の理念のもとに設立。一般的なタブレット教育とは異なり、生徒の理解度に合わせて難易度の異なる問題を出題したり、有名大学出身のチューターがビデオレターで個別指導を行う。生徒の保護者には、ネット上の個人ページなどで一人ひとりの学習進度や内容の理解度を報告してくれるサービスだ。

日本以外には、シリコンバレーの中心であるアメリカ合衆国サニーベールにオフィスを持ち、北米向けのサービスを現地の学校・アフタースクールに対して提供している。

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タブレット教育

うちの娘は、毎日RISU以外にもタブレットを使って勉強をしている上に、私よりadobeソフトを使いこなしている小学2年生ということを事前にお伝えする。だから、そういうたぐいのものは、すぐさま自分で使い始めることができる。

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ワクワク。何だかとっても簡単な様子。スラスラととけて、チャレンジが一瞬にしておわっていく。100点と表記が出ているので、間違っていないのだろう。本当に算数が苦手なのかな?、意外とできているんじゃないだろうか。娘に聞くと、最初だから簡単なのでは?とのこと。初日で20チャレンジをやって、少々飽きる。次の日も好調に自主的にチャレンジをしている。ちょっと覗いてみると、スラスラと解いている。

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間違ってもイチイチ消しゴムで消す必要もないし、学校も早くタブレット形式になればよいのになぁと個人的には思う。そうすれば、学校に行かなくてもどこでも勉強ができるのに。

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私がRISUをいいなぁと思った理由のひとつとして、RISUは「学びのバトン」というプロジェクトをやっていて、健康上の困難で、通学ができない子どもや、経済上の困難で学び続けられない、地理的な困難で学ぶ場所がない子どもたちを支援している。私はアラブで内戦から逃れてきた子どもたちを現地で見ているから、学びたくても学べない子どもたちの支援をしている部分にひと際ぐっとくる。ぜひとも今後も「学びのバトン」は続けてほしいなぁと思う。

RISUをやってみたいなぁという方におすすめ

一週間お試しキャンペーン:
RISU算数 
https://www.risu-japan.com/lp/acw07a.html
RISUきっず 
https://www.risu-japan.com/lp/acw07a-kids.html

「一週間お試しキャンペーン」とは?
RISUのタブレットを一週間お試しいただけるキャンペーン。
お試し後も続ける場合、お試し費用はかかりません(お試しのみで返品する場合は1980円(税別)がかかります)。 ご利用いただくタブレットはお試し用のサンプル問題等ではなく、すべて本契約と同じものをお使いいただけます。

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RISUを使うにあたっての注意点

最後に。RISUを使うにあたって、気を付けていただきたい点を記載しておく。これは、私も改善してもらいたいと感じる部分だが、料金がよくわからない。1ヶ月3000円とか決めてしまえばいいのにと思うけれど、もしかしたらRISUは、親の算数能力をあえて試しているのかもしれない。料金詳細はサイトをご覧あれ。
https://www.risu-japan.com/price.html

※補足しておきますと、RISUは子どもたちの可能性や意欲を大事にしており、先取り学習できる教材である。だから、誰かが決めた小学2年生だったらこれくらいだろう・・という枠の中で勉強するのではなく、早く学びたい子にはどんどん学習の機会を提供してくれる。だから、料金は子どもの学習速度に基づいて算出され、学習が早く進む分だけその分の代金が加算される仕組みとなっている。

ベネッセのチャレンジを辞めた理由

ちなみに、私はRISU以外にも色々やっているが、その中のひとつにベネッセのちゃれんじ(しまじろう)があった。0歳の頃からずっと購入していて、途中からは英語も購入していた。え!意外と教育熱心なんだ!と思う方もいるかもしれないが、私はたくさんの機会を子どもに与えたいと思っている親だ。そして、STEAMという教育方針を大事にしていることを、再度記す。

でも、何歳くらいからだろう。6歳頃から娘は徐々にやらなくなり始めた。英語は本当に最初の数ヶ月くらいで見向きもしなくなった。小学生になっても購入していたけど、2年生になる前ですべてやめた。理由は、単純に娘が興味を示さなくなり、届いても一度も開封しない状態が数ヶ月続いたからだ。

娘はゲームが好きだ。
漫画も好きだし、絵を描くことも好きだ。音楽を聴くのも好きだ。


そう、彼女の好奇心を掻き立てるものは、すべてタブレットの中に入っている。(ゲームは任天堂スイッチだから別だけど。)だから、教材が届いてそれを読みながら、DVDをデッキに挿入して・・という手間のかかることをしなくなったのだ。私は私で、ポストに入らない量の教材が届き、それを再配達してもらうのが非常にめんどうだった。

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2021年の勉強の仕方

今後、勉強の仕方もどんどん変化していくんだろうなぁと思う。私の英会話レッスンが通いではなく、オンラインでフィリピンとつないでいるように。毎日25分、オンラインで英会話。もう駅前留学ではないのだ。何の問題もなく、自宅からフィリピンにアクセスできる時代に、私はわざわざ駅前までいかない。こうやって人々の当たり前が変化してゆくんだろうなと実感する。

だから、紙と鉛筆と消しゴムを使い、みんなでひとつの場所で学ぶ時代はもうすぐ終わりなんじゃないかなと感じる。いつでもどこでも、そして誰でもタブレットとインターネットをつかって、あらゆる学びを手に入れることができる時代。私はそういうことが当たり前になれば、世界中の子どもたちの生活が豊かになって、もう少し生きやすい世の中になるのではないかなと思っている。


#算数が苦手な子どもたち、そして保護者の方へ
大人も子どもも「苦手」は克服できると私は思う。それを学ぶ目的さえはっきりすれば。だから、保護者は自分の価値観だけでなく、自分の価値観以外のものも含めて、子どもたちにできる限りたくさんの機会を与えてほしいと思う。

そして、子どもが嫌がるならやめたらいい。

世の中には色々なサービスがごろごろしているのだから、きっと自分の子どもにあったものを見つけることができるはず。ただ、やる前から諦めないでほしい。まずやってみないと、楽しめる学び方に出会えないと思うから。


※このnoteは、RISU様より依頼を受けて書いたものです。

お気持ちありがとうございます。娘と元気に楽しく生きていくために使わせていただきます。