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雨の星

雨男、雨女というものは存在しない。

晴れよりも雨の日が確率的に少ないので、大切な日に雨が降るとその日の方が記憶に残りやすい。

それと一度、自分は雨男、雨女だと思い込むと、その後その仮説を無意識的に証明するように雨の日だけを強く記憶に残すようになるのだ。
占いで見られる、
誰にでも当てはまりそうなことを並べてあるにも関わらず、自分が該当するとついつい信じてしまう「バーナム効果」に似たようなもんである。

しかし僕は自分を"雨男"だと信じて止まない。
大切なイベントで雨は降るし、バンドの大切な日は雨があまり降らないのに(それでも降るけど)、ソロでの活動(弾き語りライブやキャンペーン活動、僕だけ出演するMV撮影)などではほぼ雨が降るからだ。

仕上げには6月生まれということで皆に毛嫌いされる梅雨に生まれ落ちた自分は雨の星に生まれたのだとも思っている。
あと僕の地元、春日井市は、
花札の雨四光という役で出てくる小野道風という書道家の出生の地でもある。

もうこれは何というんでしょう。



奇跡と呼べるほど良いことではないし、運命というには迷惑だ。因果?呪い?NOROI??

何故こんなにも一般的にネガティブとして捉えられる雨男を迎えに行くように肯定的なのかというと、
単純に"雨"が好きだからである。


雨が好きな理由につきましては、
①風流
②雨に関する曲や映画が好き
③肌が弱く日差しが苦手
④学生時代、部活とプールの授業がなくなるのが嬉しかった
⑤捻くれとる
からである。

雨のシーンがある特に好きな映画は
「ティファニーで朝食を」と「マディソン郡の橋」と「言の葉の庭」です。

一度雨いいかもって気付いてからは雨男と言われるのがなんなら少し嬉しくなってくる。
自分のせいにされたとて、自分が天気を左右してるような気がして優越感すらある。

なので科学的根拠がないことは理解している上で言います。

僕、寺本颯輝は "雨男"です。
そして雨の星に生まれた僕から一つ言わせてください。


そんなに雨のこと悪く言わないでやっておくれよ。

(誰だお前)

あとね。
誕生日が近くなり、ソワソワワクワクしてると、周りでは皆ジメジメにイライラしてるのが少し寂しい。


では最後に良さげなことを言おうとすると、
日常における殆どのことが捉え方によっては"こころなしか"素敵なものに変わる。
ってなところでしょうか。

こころなしかでいい。
まあ悪くないねってくらいが丁度いい。

これから始まる梅雨を少しだけでも素敵な日常の一つに。
雨の音や、匂い、長靴や傘に垂れる滴も案外悪くないかもと思う為に作られたかのような素敵なものが沢山あります。
雨の日は苛つく心をそっと撫でて、歌を聴いたり、映画を観たり、本を読んだりしようじゃありませんか。
君のくせ毛も案外悪くないぜ。


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