読書:財務諸表を読む方法【損益計算書①】

GW明け、早々に貸借対照表を見る機会があったので勉強しておいて良かったです(^^)
 本日からは損益計算書!この2日間で終わらせられるか…!(>_<)

損益計算書とは
企業のある期間の損益の状況を表せたもの。

1.売上高を見る
必ず前年と比較し、どれくらい伸びているか、あるいは減少しているのかを見る。
→なぜ売上高の増減を見るのか?
売上高とは会社と社会との接点の大きさを表す為。
会社は商品やサービスを顧客(社会)に提供する。その代わりに顧客(社会)は対価を払う。
つまり
会社⇄顧客(社会)
この矢印(⇄)が太い(または大きい)ほど、社会に与える影響や、社会からの需要が大きい。
=売上高が上がる。
よって、売上高から企業が社会からどれくらい必要とされているかが分かる
※ちなみに、一般的に「売上げ」と言われるが会計的には「売上高」が正しい用語らしいです。

2.資産の増減率

貸借対照表の資産の増減率と売上高の増減率との関係を見る。
「売上高の伸び率」と「資産の伸び率」では、どちらが大きいかを確認する。
→正常なのは
「売上高の伸び率」>「資産の伸び率」
逆になっている場合は、資産の活用度合いが悪くなっていると言える。
これを表す指標が資産回転率(=売上高÷資産)

3.製造原価
売上原価と製造原価の違い
製造原価は作った製品にかかった費用であり、損益計算書で損益を計算する時の売上原価となるのは「売れた分だけの製造原価」だけ。
つまり

製造原価="製造した"製品にかかった費用
売上原価="売れた"製品にかかった費用

→作ったけど売れなかった分の費用は?
貸借対照表の棚卸資産、つまり在庫に資産として計上される。
また、仕入れた商品も同様に棚卸資産となる。
つまり
製造原価→棚卸資産→売上原価
と変化していく(※売れた場合)。

損益計算書上、利益が出ていても貸借対照表の棚卸資産に「不良在庫」が溜まっている可能性がある為、確認が必要。

4.売上原価率
売上原価率が上がっていないか確認する。
→上がっている場合、製造コストや仕入れが上がっていることになる。
売上原価率の上昇 = 儲けの減少

5.営業利益、販管費、経常利益
営業利益 = 販売費及び一般管理費(販管費)を引いたもの
売上高に対する販管費の比率が多いと、粗利を稼いでも利益が出ない。
営業利益から金利などの営業外損益を調整して、経常利益が計算される。
有利子負債が多い場合、経常利益が大幅に下がる。また、営業外損益の中には関連会社が生み出した利益(持分法利益)も計上される。

本日1回目はこのへんで( ´∀`)
次は特別損益と税効果会計から!
とりあえず糖分補給します笑

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