読書:財務諸表を読む方法【貸借対照表②】

本日でGWが終わります…。殆ど引き籠もっていたので、曜日感覚がズレてます(´-ω-`)

負債と純資産の調達コスト
実は
「負債の調達コスト」<「純資産の調達コスト」

負債の調達コスト = "金利"
負債には
・借入金や社債などの有利子負債
・買掛金など金利がかからない無利子負債
があり、有利子の金利が調達コストである。

純資産の調達コスト = "株主の期待利回り"
純資産とは大まかに言うと株主が出資した資本金、資本剰余金と言った利益の蓄積の利益余剰金など。
→端的に言うと、純資産は株主のもので、株主から企業が預かっているもの
"株主の期待利回り" = 国債金利 + α」で計算する。
→どうして「+ α」??
国債と同じ利回りなら、企業に預けておく必要がない為!
リスクはあるけれど、その分国債より「+ α」分利回りが期待できる。→リスクプレミアムと言う。
企業によって数%〜10%以上とピンキリ。優良企業でも最低5%程度はかかる。
と言う事で、
「負債の調達コスト」<「純資産の調達コスト」となる。

WACC(加重平均資本調達コスト)
負債の調達コスト(X%)と純資産の調達コスト(Y%)を加重平均したもの(Z%)。

負債の調達コストより純資産の調達コストの方が高い為、
自己資本比率が高い=純資産が大きい=WACCが高い
となる。さらにWACCが高い=高いリターンが期待されるとなる。

ROA (資産利益率)
=利益÷資産

資金の調達コストより高い利益率を出さなければならない為、ROAはWACCより高くならなければならない。
→WACCと比較する場合、金利を支払う前の利益と比較する必要がある為、営業利益で計算する。

ROE(自己資本比率)
=純利益÷自己資本

ROEで使う利益は税金を支払った後の「純利益」
→何故?
株主から預かっている資金に対する利益率を計算するものであり、
株主に帰属する利益は税金を支払った後の利益(純利益)のため。

今日中には、損益計算書まで書きたい…。
とりあえず、次は「ROAとROEはどちらが大切か」から始めたいと思います。

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