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夢は語るためにあると気づいた話

私はずっと夢を大切にしてきました。

小学生の頃から目指していた職業があって、
ずっとそこを目指して生きてきました。

進学も選考を考えるときも軸は
「どうすれば夢に近づけるか」でした。

夢を目指す感覚が楽しかったし、
その過程でいろんなことに挑戦してきました。

留学やインターン、スクールに通ったり…。

今思えば、夢を目指している自分に
酔っていたのかもしれません。

ただ、いざ夢を叶えてみると
そこには現実がたくさん待っているわけです。

もちろんそんなことはわかっていたけど、
努力だけでは乗り越えるのが難しいこともありました。

職場の雰囲気や収入面などの環境もその一つ。

夢を叶えて数年の間は
“夢を叶えた自分” に満足し、
その時その時を楽しんでいました。

ですが、徐々に自分のキャリアを真剣に考えるように…。

ここで自分の理想のキャリアや生き方と
今の職場との間にズレがあることに
気がついてしまいました。

「やりたいことをできているのに、何かが違う。」

そんな虚しいような状態が続き、
自分が本当は何をしたいのかを
改めて考えてみたのです。

「やりたいことができている状態」
というのは実は大きな罠があります。

やりたいことができているのに
その環境で満足できない自分って、
わがままなんじゃないか…
という自己嫌悪が起こってしまうということ。

そしてもう一つ。
この環境は実は自分に
向いていないかもしれないと思ったとき、
同時に夢を叶えるために駆け抜けた自分を
否定するような感覚になってしまうこと。

どちらにしろ、
「自分はわがまま」
「自分は間違っているかもしれない」
と今の感情に蓋をしてしまいそうになる
というところです。

今回私を悩ませたのもそんな2つに対しての
自己嫌悪のような感覚でした。

でも「何かが違う」と違和感がある以上、
その原因を解決しないと
その違和感は心をどんどん蝕んでいくもの。

悶々としながら日々を過ごしていく中で、
あるとき弟に核心をつくことを言われました。

「夢を追ってきたぶん、
諦めきれないのはわかるけど、
さっきからやめたいって言ってるようにしか
聞こえないよ。」と。

こう言われたとき、初めて過去を
否定してしまう感覚に対して
罪悪感を感じていること。

その夢は両親の希望もあったので、
どこかでその期待を
背負いすぎてしまっていたということ
そんなことに気がついたのです。

そして、
「ああ、私はこの仕事をやめたいんだ」
そう認めたとき、心の中の
凝り固まった何かが解けていくような
軽くなるような感覚になりました。

私は今まで
夢を持つことは大切だと思っていました。

実際に夢を持つことについて
noteの記事を書いたこともありました。

でも、夢は叶えるためにあるものでは
ないんだと今回強く思ったのです。

あくまでこれも通過点でしかないから。

私はこの通過点を超えたときに
新しい目標をその延長線上に描くことが
できなくなっていたのです。

今、目標はあるけど、
違う環境で挑戦していく必要のあることです。

そんなことに気がついたとき、
私の夢は過去のものになっていました。

そしてもう一つ気がついたのが、
いつの日か私の夢は
目標に変わっていたということ。

当たり前なのに、
どこかで特別な感覚でいたかったのです。

本当ならば、その夢が目標に変わった時点で
私は新しい目標や夢を持つ必要がありました。

私は目標に向かって生きている時が
「生きてるー!」と感じる人だから。(笑)

なのに、目標の更新を怠っていたのです。
なんとなく職場の育成の流れに乗っていればいいと。
(正確にはそこに必死にしがみついていました。)

だけど、私は自分で定めた目標に向かって
自分で突き進みたいタイプ。

そりゃこの状況にしんどくなって当然。

そうわかったとき、改めて目標を立てました。

それがさっきの環境を変えないといけないこと。

ならば、やることは一つ。

今、新しい目標に向かって転職活動中。

常に目標を追い続けるような人でいたいなと
改めて思います。

そして、今回のことで学んだことが

「夢は語るためにあるということ」

冷たい響きかもしれませんが、
単純に語っている時が一番楽しいんですよね。

そしてもう一つ、目指すべきは夢ではなく
目標であるということ。

ここまで考えて行き着いたのが、
誰かが言っていた
「夢はでっかくもて」の言葉。

なるほど、そういうことかと思いました。

夢が大きな空や宇宙のような存在であれば、
目指すべき目標はその空にある
雲のような存在だから。

高く高く、目指す中で
いくらでも形を変えていいし、
いくつもあっていいのが目標という雲。

そう考えたら、夢はたしかに “でっかく” 
持った方がいいのかもしれない。

そんな風に思ったのでした。

夢を持つことは大事だけど、
それ以上に目標を持つことの方が
私は大事なのかもしれない。

今回のことでそう感じたのでした。

夢は叶えて終わりじゃない。

その先の更なる未来に向けて。

今できることを全力で取り組む姿勢が
ずっとずっと必要なんだなって。

キリがないようだけど、
そんな冒険をするために
生まれてきたような気がするんです。

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