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伝える仕事

今は福祉分野の相談員としてsstや認知行動療法などを伝える仕事をしている
時々は大学で色々な働き方のカリキュラムの担当をしている

伝えるのは難しいなあと毎回感じている。

授業でも時々言われることで
同じようなことをしている人からも相談される(愚痴的な感じで言われるを含む)
「(自分はちゃんとやっているけど)相手に伝わらない」
「ここまで言ったんですけど、(伝えた相手が)全然ダメです」とか
大体最後は、伝わらない相手をけなしたりしている人を見かける
気持ち的に伝わらずイライラしたり、一生懸命にやっているのに
と悲しくなったりする気持ちもわかるところもある

僕自身も不思議と、誰から言われるか、どの場面で言われるのかで
相手の言葉がスッと入る時がある。

言ってくれる相手が尊敬できる相手である時
自分が本気で変わりたいと思って、どうすれば変われるかを知りたいときである。「相手の目線でどうすれば伝わるか?」を考えず、ただ感情で言っている人も残念だが多い気もする

自分が誰かに伝える時にはシュミレーションを繰り返していることが多い。誰が言ったら効果的か、言わない方がいいかも、声を掛けるかメールとかの方がいいか、電話とかの手段がいいか。
そして相手に言える分だけの努力しているか、成果を出しているか、イメージが付かない相手が改善するためにはどうすればいいか?を聞いてきたときに、相手ができそうな提案を考えているか。
そんなことを考えてから話すことがほとんどだ。

伝わらない相手と対峙している時にすぐに怒り出したり
雑な関わりをしている人を見るとがっかりする
伝わらない相手が悪いのではなく
まだ信頼されていない時に「伝える役割をやっている感」で話してませんか
?と言いたくなる。

伝える作業を意識して大切にしているからこそ、
感情だけで雑にやっている人を見ると怒りの感情が高まる
そんな人にどう伝えればと頭を回転させると
ぐったり疲れるときもある

僕自身が聞く立場の時は、相手の言葉ではなく、日常の言動を見て、その人の言うことを聞くかどうかを決めている時の方が多い。年齢や性別、経験値はあまり関係なく、この人の言うことは無条件に聞きたいと思う人も数人いる。人として尊敬できる人ばかりだ

仕方ないから聞いてやるか
私が折れてあげようか
そんな風に思ってもらえるように、目の前のことを
僕らしく取り組んでいきたい
「上からものをいう人があまり好きではない」
「下から媚を売られてもあなたの言う通りにはできない」

お互いのやりたいをお互いにサポートしあえる
そんな人と僕は暮らしたり、仕事をしたい

どんな人とも当たり前に挨拶したり、世間話したリ冗談も言う。
僕がいいなと思う感覚はそういう人だ。

うまく行かない事を常に誰かのせいにして
自分は努力しない。ボロボロになってもいいから
文句だけしか言わず行動しない昔に僕には戻りたくないのだ

伝える仕事は普段の行動がすべてなのかもしれない




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