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里山文庫的DIY #01 キッチンリノベ

奈良の山の辺の道付近にある茅葺古民家をセルフリノベしました。
たくさんの方にお手伝いいただき、床貼りから土壁作り、漆喰塗り、コンクリート塗装、家具作りから配管、溶接まで、いろんなことができるようになりました。ちょっと過程を振り返りつつ、古民家リノベを自分でしてみたい方の参考になればと思います。

キッチンのbefore => after 

はじめは天井が低く、なんとも言えないプレハブっぽいベニヤで全体が覆われていました。

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改装イメージ図

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ここは、構造にも関わってくるので、2日間、大工さんに来ていただき一緒に解体。

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昔の古民家建築の姿が戻りました。昔はおくどさんがここにあったようです。竹とこけら葺きの天井、それから土壁は煤色になっていました。竹もいい感じの煤竹に。

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リノベのお手伝いにきていただいたDIYの達人たちと吉野ヒノキのフローリングをはりました。初めはフローリング班に参加しようとしましたが、2mmのビスまっすぐ打つのがまじで難しく、サネが割れてしまい、1本でギブアップ。ボンド職人になりました笑。

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みつろうワックス。300mlの小さい缶で本当に大丈夫?!と心配になりましたが、十分足りました!

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山添村のお父さんの造作キッチン

山添村のお父さん、井久保工房さんからキッチンを作っていただきました。最初は、工房を借りて、製材だけお願いし、自分で組み立てようと思っていましたが、「そんなん無理に決まっとる。わしが作ったる」とお父さん。

釘を使わずにホゾを掘って在来工法で組むという昔ながらの大工さんで、現役の頃一緒に仕事してたという建具師さんに頼んで、前のパネルも溝を掘ってはめ込んであるという徹底ぶり。「自分の娘みたいに思ってる」と言われるので怒られそうですが、大工だったおじいちゃんに重ねてしまいます。

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 IKEAのシンクがぴったり!さすがです。さっそく柿渋を塗りました。上はタイルを貼る予定。リンナイのvamoに合わせて造作してもらったキッチンと言えるくらいお気に入り。

古箪笥のリメイク

もともと古民家に置いてあった箪笥の引き出しと両サイドをぶち抜きオープンにして、アイランド式の調理台&食器棚に改造。あまったヒノキのフロア材に柿渋を塗って棚を作りました。

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タンスの上は薄い板だったので、上から杉板を貼り直し、柿渋の上に防水塗装しました。なにげに両縁はアイアンアングルで固定。

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リノベ予算

吉野ヒノキのフローリング 15万円
造作キッチン 4万円
電気工事 6万円
解体費 6万円
ガス・水道工事(お風呂と共用の給湯器に交換) 18万円
土壁 3000円
柿渋・蜜蝋 6000円

キッチン改修+お風呂のガス工事費
トータル 約50万円



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