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ITイノベーターは『禅』を好む!?

業務を遂行するとき、エンジニアなど多くの従事者は、複雑な現象の無駄をできるだけ排除して、シンプルなストーリーに組み立てる。そして、効率的に直線的に、業務をすすめていく。

しかし、その削除思考では、イノベーションはおこらない。なぜなら、自分が知らない無駄なスペースにこそ、発見があるからだ。
複雑な社会を削除しシンプル化するのではなく、複雑な社会をすべて包み込む事が、イノベーションにつながるのだ。

これこそが、『禅』なのです。自我をなくし、『空』をつくり、宇宙すべてを包み込むような感覚をつくる事が『禅』であり、この行為を繰り返すことを『練磨(レンマ)』という。

すべてを包み込み受け入れると、縁起(何かのきっかけ)により偶然の一致が起こる。イノベーターたちは、この感覚を知っているはず。そして、それを研ぎ澄ますために『禅』を行っているのではないか。

レンマ的知性が、あたらしいものを生み出し、ロゴス的思考によって強烈に推し進める。実は、これらを共生させるDNAを持っているのは日本人である。

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