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染み入るファラフェルサンド、病み上がりのオルセー

染み入るファラフェルサンド

ロンドン旅2日目で39.1℃の熱を出し、(夫ももれなく38℃越え)夫婦でその後2日寝込んだ翌日はもう、パリへの移動日となっていた。
エネルギーとしてはまだ半分くらいしかなかったが、なんとかパリのサンジェルマンまでたどり着いた。(途中ちゃんと夫は中身が空の財布をすられた。)

パリはその日肌寒く、雨がシトシトと降っている。
レイバーデイでお店は全て休み+デモの日でもあり、がらんとした市内であった。
ホテルで少し休んだ私たちはとにかく腹が減っていた。そう言えば、ここ数日バナナしか食べていない。何か食べるものをとホテルを出て、モンパルナスの方に歩き出した。もしかしたら、スーパーやってるかも!?と期待を込めて。
15分くらい歩いたところに、大きめのモノプリっというスーパーがあるはず。
近づくほど、嫌な予感、、、うん、やってる気配がない。
ダメだ、閉まってる。
またしばらく歩く、モンパルナス駅をぐるりと反対側へ行くと、煌々と輝いて(見える)ファラフェルサンドの屋台を発見。中には立派なケバブがぐるぐると回っている。私たちは迷わずそこに突進。あー良いにおい。私はひよこ豆を揚げたファラフェルサンド、夫はケバブサンドを頼んだ。早足でホテルに戻る。ここ数日まともな食事をしていないので恐る恐る、少しずつ咀嚼し飲み込む。
あー〜、なんて美味しいんだ〜〜
あー〜胃に食べ物が入っていく、
そんなにたくさん食べたことはないファラフェルとケバブサンドがこれほどに美味しく、染み入った体験はない。
私たちは、ひとかみひとかみ味わい、完食した。
エネルギーのちょい回復を実感した。

病み上がりのオルセー美術館

翌日、
今日はオルセーを9:30に予約している。
ずっと楽しみにしていたオルセー美術館。
体調は、、、、まあ、ぼちぼちと言ったところ。
オルセーまでは、ホテルから歩いて15分くらい、朝の散歩も兼ねて歩き出した。少し肌寒いので、朝日を浴びながらパリっぽい街並みを歩く。

夫はパン屋でクロワッサンを買ってきて、ゆっくり歩きながら食べている。

セーヌ側に出た時、一気に景色がひらけた。

なんという抜け感。キレ〜〜。
対岸にはルーブルが見える。

ルーブルは宮殿でありオルセーは、1900年のパリ万国博覧会にあわせて建てられた駅舎であった。
駅舎を示す大きなオルセーの時計を見上げる。
そして、しばらくオルセーと辺りの景色を堪能する。
夫も写真を撮りにどこかへいってしまった。

そこから美術館への入場まで20分くらい、肌寒い日陰で待つ。
病み上がり夫婦は、恥ずかしいのだが、もう、疲れてきてしまっている。
やばいな〜
とりあえず入ったら、5階へ直行しよう。
事前のリサーチで、印象派は5階にあるということを知った。
入場とともに、セキュリティーを通過し、大勢の来場者が真っ直ぐ流れるところを私たちは5階へ直行。

あるある、有名な印象派の絵画たち。
途端に元気になりテンションは上がり絵画を追い始める。

私は、ゴッホびいきです。
素敵な夜景です✨
きぃ〜〜有名なこのルノワール、ついに生で見てしまった。うっとりです。
点描画、「色」というものを追求したポールシニャックのこの絵画もとても素敵です。色の魔術師と言われるマティスはこの人にも影響を受けたそう。
セザンヌのこの絵画も色、構図が調和していて美しい。
モネのブルーウォーターリリー、実物は大きい。モネの世界観、なかなか素敵でした。
流石のモネ巨匠、展示数も多めです。
ドガのこのバレリーナの色彩もとても素敵でした。
カフェでにぎあう人々に陽の光がキラキラとさしています。
シスレーの風景画も色味が明るく平和な印象がとてもすてきでした。

私たちは5階で結構な時間を使って堪能しました。

あの大きな時計の裏側
上から見たオルセーは、駅舎だったと言うことがより分かる。

5階を回り終わり、下へグルグルと降りて行く。
残念ながら少しずつ疲れを実感してきてしまい、降りていきながらゆっくり絵画を見る体力があまってはいなかった。

下まで降りてきて、彫刻たちの中央にある大きなベンチに座った。しばしの休憩。

本当は、余すところなく展示を見たかったのだが、体力は限界に近づいていた。

オルセーを後にし、来た道を戻る。
ホテルの近くのボンマルシェで、お持ち帰りの食べ物を調達する。

まだ胃が欲していないが、元気になったらこれ食べようと誓う。

そして、ホテルへ戻ったら、バタンキュ〜〜
午後、爆睡してしまった。zzzz,,,,,

パリ二日目はこうして終わる、
オルセーの5階の印象派の素晴らしい世界観の余韻を残しつつ、
午後のお昼寝も気持ちよく。

3日目へ続く。。。。

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