最近飲んだ自然派ワイン-26
梅雨だね。ワイン飲も?
・オーストリア、シュタイアーマルク
・フランツ・シュトロマイヤー
・カットシルバー2019年/ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ブラン、シャルドネ、ブロンナー、ムスカリス、ブーテン・ムスカテラー、ソーヴィニヨン・グリ、ダーク・ブルー、ツヴァイゲルト、他14種
シュトロマイヤーの混ぜ混ぜオレンジ。カット・シルバーは畑のケイ酸塩岩石質のことらしくて、植わった葡萄全部を混ぜたんだとか。なかなか強引にも思えますが、芳しい結果が得られたしまったんだから仕方ない。美味いですね。芳醇な桃。トロッとした質感も相まって、最高なネクタリン感。
一杯目は爽やかにぐるぐるを飲んで、二杯目にこれくらいの質感と味わいのワイン。なかなかに素晴らしい順列で。それにしても、葡萄をごちゃ混ぜにしたら桃になっちゃうとはね。
・イタリア、トスカーナ
・ロリエリ
・ゴッチェ・ディ・ピエトラ2019年/ヴェルメンティーノ70%、トレッビアーノ10%、アルバローラ10%、マルヴァジア5%
桃は桃でも桃缶な桃感だったのが、ロリエリのヴェルメンティーノ主体オレンジ。ギュッと凝縮された桃缶的果実味は、トロッとした上品なネクタリン系とまた違い、桃缶だって美味いじゃんね、ってなりました。パキッと分かりやすくていいじゃない。
こーゆうワインも嫌いじゃないし、シュトロマイヤーみたいなのも好きだ。ボトルでじっくり飲むんだったらシュトロマイヤーのネクタリンかもしれないけれど、桃缶ワインも一日1、2杯なら365日毎日飲めちゃうな。分かりやすいは楽しい!
・フランス、シュッド・ウェスト
・シャトー・ラッソル
・ル・ブラン・キ・タント/セミヨン100%
じっくり、じっくりと夕暮れ時を体に染み渡らせる時間帯。連れと二人で、曇り空の代官山の18時台を心ゆくまで楽しむことができたのは、もちろんこのワインがあったからであります。
やや還元気味ということもあり、ワインがオープンアップするのをゆったりと、焦らずに。あとからじんわりと酸も追いついてきて、後半は絶妙なバランス感に。ワインが口の中で描く円の、それはそれは大きいこと。口の中というか全身に広がっていく感じ。セミヨンって久しぶりに飲みましたけど、なんだか奥深い品種ですよね。
ヴィンテージいつかチェックするの忘れましたが、ネットで見る限り2年分を混ぜてるぽいっすね。2020年と2021年は僕の中で乖離しているし、2021年4月と5月も甚だしく乖離している。けれど結局時間は地続きで、今は過去の集積でしかないというメッセージを、このワインから受け取りました。
この和え蕎麦が美味いんだよなぁ〜。蛸ぉ〜。
さて、今夜は何を飲もうか?
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