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味付け卵の作り方

一人暮らしを始めたМ子に実家からおすすめの料理を教えるシリーズです。

そのままおやつとして。
ご飯のおともに、麺やサラダのトッピングに、お弁当に。
味付け卵が冷蔵庫にあると実に頼もしい。
出来立ても素敵だが、時間が経ったものは表面の色の南国的な美しさに加え、黄身の水分が抜けてうまみが凝縮し、まるで宝石のごとくである。

<作り方>
①卵をゆでる
②殻をむく
②たれに3時間以上漬ける

簡単なしなー!

もう少し詳しく説明しよう。

卵は3個。鶏の卵を使うのが無難だろう。
冷蔵庫から出したての冷たい卵を沸騰した鍋にそっと入れる。
卵のサイズにより加熱時間は変わるが、おおむね

☆6分加熱でかなり柔らかい
☆10分加熱でしっかり固い

そんなゆで卵ができる。お好みで。

冷蔵庫から出したてを熱湯に入れるとひびが入って卵白がぴよーっと出てきてしまうことがある。時間があれば30分ほど室温に置いてから鍋に入れるとそうなりにくい。

加熱しているあいだにたれを用意するのもよいし、歌を歌ったり踊ったり、また、ぐらぐら揺れる卵をスケッチするのもよいだろう。

タイマーが鳴ったら水にとって冷ます。
殻をむくという工程がこのシンプルなレシピの中でもっとも難しいところだ。
うまくむけないととっても残念だし、うまくむけると大変気持ちがよい。

手でさわれるくらい冷めたら全体的(お尻の部分だけでも)に細かくひびを入れ、水の中で殻をむく。水の中だと身と殻のあいだに水がはさまり殻がむけやすくなる。これまでぴったりと寄り添いあっていた殻と白身の仲を引き裂くように邪魔者の気持ちになりきって取り組むのがこつだ。私はひびの入った部分に蛇口から流水を注ぎ込み二人の仲を裂くようにしている。

6分加熱のやわやわ卵だとけっこう繊細にむくことを求められる。頑張れ!

たれは、
☆水 大匙3
☆醤油 大匙2
☆砂糖 大匙1

水が入ることで卵全体にたれが行き渡り、かつ長い時間漬けておいても塩辛くなりすぎない。(もっと早く&濃くしたいときは水を大匙2にしてね)
薄すぎないビニール袋(液がもれないため)にたれとゆで卵を入れ冷蔵庫で3時間以上置く。
時々眺めて色の変わり具合を見ては悦に入り、位置を変えたりして愛でてあげよう。一つ一つに名前を付けてもいいだろう。
ゆでちゃん、たまちゃん、ごーちゃん。とか。

トッピング用で半分にするときは糸で切るときれいに切れる。
また、手でちぎるのも趣があって素敵である。

炊き立てのご飯に半分にちぎった味玉を乗せて召し上がれ。


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