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【84冊目】 佐藤の本棚「真空溶媒(EINE PHANTASIE IM MORGEN)宮沢賢治」
こんにちは。コピーライターの佐藤(さったか。)です。前々回の記事で「1ヶ月2キロ減量する」と書きました。その後、ジョギングをしたり食事に気をつけたりしたところ、2ヶ月で3キロの減量を実行することができました。
ふふん、まあ、2ヶ月かかったけれど、3キロ落としたから計画通りと言ってもいいだろう、と油断をして過ごしたところ、二週間で1.5キロほど増えてしまいました。「なるほど、これがリバウンドというやつか?」と、また慌てて減量計画を再開することに。いやはや「オレは食っても太らない!」と豪語していた学生時代が懐かしいです。
さて、今まで読んできた本を並べていく「佐藤の本棚」も84冊目。目標の100冊までのこり16冊。今回は「宮澤賢治 真空溶媒」を読んで思い出したことを、書いてみました。
真空溶媒(EINE PHANTASIE IM MORGEN) 宮澤賢治
会社を辞めた時の話。退社願いを提出した時には、確固たる思いがあった。主観的にも客観的にも「自分はこの会社を辞めるべきである」という理由が揃っていると考えていたから、全く迷いがなかった。
ところが予定の退社日が近づき、二週間を切ったあたりから、少しずつ心の奥のほうにざわざわとする感覚が芽生えてきた。作業の手を止めて見慣れた社内を見渡すと、そこには一緒に仕事をしてきた仲間達がいる。自分がこの会社を辞めてこの場所からいなくなったとしても、彼らはこうやって仕事を続けていくのだ、と考えると不可思議な感じがした。
いや、不可思議というよりは「自分は、この場所を離れることを寂しいと思っている」という気持ちがあることに気がついたのだった。
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