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【初めての単独イベント】

初めての単独イベント。
佐藤太一郎企画その1は、2010年6月11〜12日に、京橋花月で上演させてもらいました。

脚本は、僕が元々所属していた劇団で、女優兼作家をしていた岡部尚子さん。
現在は、劇団空晴で座長をしています。

出演は、小籔千豊さん、高井俊彦さん、上瀧昇一郎さん、浅越ゴエさん、佐藤太一郎の5人。
上瀧昇一郎さんは、ランニングシアターダッシュで看板俳優をしていた役者さんです。

劇団時代のお客様と、新喜劇に入団してから僕を知って下さったお客様、どれだけの人が観に来て下さるのか。

劇団時代の公演でも、新喜劇のイベントでも、個人での動員は、一番多くても200人程度だったと思います。

まさに背水の陣。
満席にできなければ、これから一生単独イベントはできない。
毎日路上でチケットの手売りもしました。

動員だけでなく、作品のクオリティーも、周りを納得させるだけの出来でなければなりません。
観に来て下さるお客様に、笑って感動して元気になってもらいたい!

劇団8年、新喜劇5年。
今までの自分の経験と想いをすべて詰め込んだ、初めての単独イベント。
男だけで演じる、産婦人科の物語。

本番初日。
終演後の挨拶で顔を上げると、そこには超満員の客席。
二度のカーテンコール。
吉本のイベントで、カーテンコールなんてそれまで観たことがありませんでした。
二日目の千秋楽も、立ち見まで完売の大入り満員。
鳴り止まない拍手の中、これでまた芝居が出来るという想いが込み上げてきました。

二日間で、合計1000人以上のお客様が足を運んで下さりました。
出演して下さった共演者の皆様、作・演出の岡部尚子さん、宣伝に協力して下さった京橋花月の社員さん、たくさんの人達のご尽力のおかげで、なんとか無事佐藤太一郎企画の産声を上げることできました。

この勢いで、役者として新喜劇の中で突き抜けるぞぉー!と思っていたのですが、ここからとんでもない茨の道がスタートします。

つづく

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