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【そこそこコンプレックス】

僕が役者を志したキッカケは、小学二年生の時に国語の本読みで、先生や友達に褒められたからでした。

運動でも勉強でも、突き抜けたものがなかった僕にとって、初めて周りから認められた瞬間でした。

僕は「そこそこコンプレックス」と呼んでいるのですが、運動でも勉強でもそこそこはできるけれど、注目されるほどの存在にはなれない。
逆に不良と呼ばれるほど、道を踏み外すこともドロップアウトすることもできない。
エリートの20%にも、不良の20%にも入れない、真ん中辺りの60%
僕は学生時代、「何者かになりたくてもなれない」そこそこコンプレックスをずっと抱えていました。

そんな僕に微かな光を与えてくれたのが演劇でした。

本格的に演劇を始めたのは高校時代。
僕は、その高校の演劇部に入部したくて受験しました。
そして、見事合格!
さあ、ここから僕の順風満帆な演劇ライフが始まるかと思ったのですが、演劇部入部と同時に大事件にブチ当たります。
その問題とは!?

つづく

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