音楽レッスン投稿型メディアを作るまでの軌跡㉑~第二弾とサイトの再構成~
「俺らまだのびしろしかないわ」
良いフレーズですね。
Creepy Nutsの歌は熱くなるから好きです。
歳のせいしちゃいけない、まだまだこれから。
そして、How to mikkeもまだまだこれからさらに良いサービスになります。
以前の記事から半年も空いていたんですね。
その半年間、「何をしていたのか」と「これからのこと」を書けるタイミングになったので今日はそれを書いていきます。
先に結論から書いておくと、これまでWordPressをベースに開発を進めてきていたけど、これを止めて根本的にシステムから変えることになりました。
第二弾の道半ばでこの様な決断になったのは大きく以下の2つです。
・このままでは拡張性がないから
・微力ながらある程度の開発費が用意できたから
1つ目の話は機能面、2つ目の話は資金面。
この2つはなにかしらのWEBサービスやアプリを作る場合に必ず直面することです。
一つずつ書いていきます。
・このままでは拡張性がないから
これについては僕自身も開発者ではないので、具体的にはお話しにくい箇所ですが、元々はWordPressをベースに設計開発してました。
WordPressは言わずもがな、世界シェアNo1のCMSになります。
端的に言うとこれを使えば、WEB開発の知見がない人でもある程度の機能を盛り込んだサービスが作れます。
HTMLやCSSなどの知識がなくても、視覚的にパズルを組み合わせて行くようなことでサービスが作れます。
さらにプラグイン(機能拡張のようなもの)もたくさんあり、自分の使いたい機能、例えばキーワード検索機能などのプラグインを入れてしまえばプログラミング無しでもサイトに実装できます。
ただし、これ故、ある程度決まったものしか作れなくなったり、専門性の高い特殊な機能は実装しにくいです。
今回、How to mikkeでは上記のようなことを避けるために、プラグインや既存のテーマ(おおもとになる下地のようなもの)から自分たちのやりたいことに近づけるために、さらにそこに手を加えてました。
ようは、既にある車はこれはこれで機能するけど、もう少しスピードを出せるようにしたいとなった場合、既存の車に改良を加えていきます。
それを行っておりました。
ただし、こうなると結局、既存のプログラムがどうなっているか?を調べなければならず、また調べた結果これ以上手を加えると動かなくなる、などの懸念事項や線引も出てきました。
このような状態(どこがどうなって動いているかを把握しきれていない状態)で開発を重ねていくと、どこかで出来ないというラインがきてしまう可能性があります。
そうなると、リスクしか残らず、リスクを避けるためにサービスのアップデートが出来ないという負の連鎖に陥ります。
そのため、今回、エンジニアがスクラッチでこれを作り直しております。(そもそもスクラッチ開発できる技術があるだけで凄い。本当に感謝です。)
スクラッチ開発により先を見越した設計ができるため、拡張性も担保して、かつさらに今まではプログラムの兼ね合い上出来なかったこともできるようになり自由度も増します。
であれば、何で元々WordPressを選択したのか??って話になってきます。
これが次にお話する開発費のお話に繋がってきます。
・微力ながらある程度の開発費が用意できたから
How to mikkeの開発費は当初は下の記事で書いた通り、補助金から出しました。
もちろんこの規模の開発で、この補助金の額で収めてくれた、制作開発メンバーに感謝しております。
ただ、それでもやはりこの規模の開発を複数人でやろうとすると、予算上諸々やりたいことを絞り込んでいかないといけない。
その一環で今回の開発はWordPressを使って、ある程度ライトにやろうと決めて、現在の形に至りました。
ただし、やっぱり、前述の通り様々片手落ちなことが出てくるのは否めない。
ただ、開発費がないので、この補助金から賄うにはそれしか方法がない。
ジレンマが常にありました。
デザインもプログラミングも出来ない僕がこんなときにどうしたら良いのか?を自分なりに考えて出した答えはやはり開発費を集めること。
ただし、いきなり投資家を回ることや、銀行や公庫に再度融資をお願いすること、はたまたまた別の補助金かと色々と考えましたが、自分の出した答えは今の自己資金で出せるところまで出すということでした。
具体的に自己資金をどう集めたか?については、受託の仕事を増やして、稼ぐことにしました。
How to mikkeは振り返れば2年以上前から着手してきました。
その頃からいつかこういうタイミングが来るということを意識して、受託で稼ぐことにも注力しておりました。そしてある程度の開発費を稼ぎました。
個人的には受託の仕事は食いつなぐためでなく、それ以上にはじめから資金を貯めることに意識を向けたほうが良いと思います。
これが功を奏したかはまだ分かりませんが、事業をやるうえでの、自分なりの1つの答えでした。
こんなことを続け、ある程度まとまったお金(もちろんこれも作ってもらっているものから比べたら微々たるお金ですが)が出来て、再度開発に着手できました。
こんなことがあり、この半年間でかなりHow to mikkeはパワーアップしております。
実際の本番公開は2月になりますが、またその段になったらこちらに書かせて頂きます。
今回のこのお話が、誰かの参考になれば嬉しいです。
サービスを作っていく方法は決して一つではないので、色々な側面から色々なやりかたで、やっていけることをお伝えしたいです。