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世界で一番幸せな自分

楽しい後は苦しいのがやってくる。


 
世界で一番ハッピーな人って誰なんだろう? そしてどんな人でどんな感じなんだろう。
 
とふとおもったけど、僕は世界で一番ハッピーな人だと思う。
 
比べる必要もなしにそう感じるから。
 
だけどどれだけ幸せな人だって波はやってくる。
 
パーティーもして楽しかったのに、山の頂上から落ちるように朝こころが苦しくなる時がある。
 
今日はそれだった。
 
うたたねの状態でぼくはなんやらわからない、河童のようなモンスターが大量にやってくる夢を見る。
 
僕と相棒の女性は洞穴に隠れて彼らが過ぎ去るまで待つ。 海岸に出ると、一緒に化け物と戦っている女性が小さな海岸から30mくらい離れたところの岩場で立っておとり役をしている。
 
左は絶壁の崖がみえる。 男が別の大きな崖からなにか大きなものを持ち出しながら海へと向かう。
 
場所は変わって車の中。 僕は未来にいて近未来的なBlueのワーゲンを触っている。スリッドが斜めに入っていて、かっこよかったけれどすべてが所謂未来的な形になっていくことを残念に思う。
 
僕ら4人の家族は狭い車の中にいた。 古い車の様だ。 何かを待っているようだが、それがなにかわからない。買い物のためのスーパーか?
 
場所はまたかわり、僕の嫌いな中学高校。 クラスはなぜか狭く半分くらいで縦長なクラス。 担任で、テニス部の顧問だった物理のS先生。  5限が中止になったようで、みんな帰り始める。 だけど、僕と仲のいい女性(男子校なので女性がいるわけない、そしてこの女性は一度も現実世界で会ったことがない)と男性と「おかしい」と思った。
 
「先生6限はあるとおもうんですけど」 
「6限はなにかな?」
「体育です」
 
彼は特に何も言わなかった。
 
体育なんてどうでもいいと思っているのか。
僕は実際高校の時単位をすくなくとっていたので、休むと死活問題である。
 
ただ心の中はすでに大人で、すべての授業にちゃんとでているから、一クラスくらい休んだって問題ない。と思った。
 
ただ「でもクラスはクラス、ちゃんとでたい。それに、体育の先生がかわいそうだ。 体育もしたい」
 
分析: はっきりいって、This Jungian Lifeのセラピストも言っていたけど、自分で分析は不可能だと思う。だけど、自分なりにわかるところは分析したい。
 
さて。 モンスターはなにかしらの未来を恐れているのだと思う。 犠牲になる女性は、誰かを排除したいか、自分のずる賢さをあらわしている。
 
車は最近免許をとろうとしている、そのもどかしさと、免許取って意味があるのかさがあるからかと。
家族はいまみんな体調が悪いので、むかし4人で車に乗ってたことを懐かしく思ったのではないか。 母がいつも最後に乗ってきたので。全員が乗ってなにかを待っていることは奇妙である。
 
一番印象に残ったのはこの不思議なクラス。 学校は、特に高校は面倒だった。行くのもつらかった。意味が分からなかった。 苦痛でしかなかった。 物理の先生は、昨日物質的なものはすべて人間がつくりだした幻想でしかない。とおもったからかと。 同じことをいった哲学者はいるとおもうけど。 「物理的なものにわたしたちは混乱され、苦しまされている」と感じた。そうなると物理学とはいったい何のための学問なのだろう?と不思議に思った。 ただこのS氏はテニス部の顧問だったし、なにかと近い関係だった。
 
そういえば、テニス部もすぐやめたし、僕を馬鹿にしていた(かどうかはわからない)、少なくとも、下にみていたとは思う。 卒業して留学したことを別の先生と教務室で話していたら。「えらいなー」みたいなことをぼそっとS氏が僕にいってたのを思い出す。
 
テニス部では何度も怒鳴られた気がしたが、不思議に思う。
 
あの頃は先生という存在はなにかと絶対であった。 みんな呼び捨てでは呼んでいたけど、先生の前では何もできない。
 
おたくの人たちや文化部系のひとたちはちゃんと「先生」とよんでいて、尊敬のまなざしで先生たちをみていた。 そういう人たちのほうが先生と近い感じがした。
 
苦痛ではあったけど、素敵な先生はいた。 でも授業で会うだけでべつになにか未来について語ることもなかった。
 
国語の先生に一度、授業で見せてくれた森鴎外のドラマを貸してもらいに行ったとき。 文学について少し語った程度だ。
 
そういえば教員室で先生と仲良くしゃべっている生徒もいたような気がした。 僕にはどうしたらそういう状態になるのか理解できなかった。教員室なんて入るだけで緊張した。
 
 
Happiness: 3
Reality: 3

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