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モンスター・ビバレッジ【MNST】業績安定の定番企業なのに、突然営業キャッシュフローがマイナスになった理由を解説する【米国株長期投資】

2020年の時点で、モンスターエナジーは57億ドルの米国のエネルギードリンク市場の39%近くを占めており、RedBullに次いで2番目に高いシェアを占めています。今回は、そのモンスターエナジーを販売する、モンスター・ビバレッジの株価、業績チャートを解説します。

モンスター・ビバレッジ【MNST】株価・四半期EPS推移チャート

食品業界株は、今後、不景気が予測されている米国においても、安定的な業績が期待できることから、2022年3月からの利上げ局面でもいったんは売り込まれたものの、その後株価は持ち直し傾向にあります。

純資産も増加傾向にあり、経営の安定性も強化されつつあります。

一見、安定的な財務基盤と業績から、盤石な印象をもちますが、直近の財務諸表データ(2022年3月期)の中で、営業キャッシュフローが突然マイナスになっているのが気になります。

SECへのファイリング資料の中のキャッシュフロー計算書をみると、在庫の増加の影響が大きいようです。

2022年3月期 MNST キャッシュフロー計算書の一部

会社の決算発表の資料をみましたが、なぜ急に在庫が増えているのか、説明は見つかりませんでした。私見ですが、インフレ対策として、早めの原材料調達、仕掛品製造の結果なのかと推察しております。これについては、いずれ明らかになると思いますのでしばらく様子見とします。

モンスターカラーの同社投資家向けページ

ちなみに、主要株主として、コカ・コーラカンパニー(19.3%)があります。

モンスター・ビバレッジ「MNST」株価・四半期EPSチャート
https://www.tenq.cc/ja-JP/stocks/MNST  
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