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2on1 for Fast Break

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速攻のための2対1練習ドリルをまとめました。
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2対1の練習ドリルの行い方

前回の投稿で書いたように、2対1の練習ドリルがとても好きです。その大きな理由の一つは、バスケットボールのゲームの中で起こりうる様々な場面を切り取って状況を設定しやすいからです。 詳しい状況設定についてはまたの機会に書いていくとして、まずは2対1練習ドリルのオーソドックスな行い方をまとめておきます。 2対1ドリルの始め方 ドリルを行うオフェンス2人とディフェンス1人は、ともにベースラインから同時にスタートし、ハーフライン方向へ走ります。その時、オフェンス2人はパスをしながら、

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プレーヤーは各ドリルの目的を十分に理解し、設定した状況が必ず現れるようドリルの約束事をきちんと守ることが大切です。そうすることで再現性の高い練習を行うことができ、その状況で求められるスキルを適切に身につけることができます。 まずは、ファストブレイク(速攻)の様々な状況を6つに分類して説明していきます。 2on1 Chase Back Defense vs. Goal Attack 2対1 チェイスバックディフェンスに対するゴールアタック このドリルの約束事 オフェンス

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2on1 In-Line Defense vs. Passing 2対1 インラインディフェンスに対するパッシング このドリルの約束事 オフェンス、ディフェンスともに同時にスタートし、ディフェンスはオフェンスよりもゴールに近いラインで折り返す。 ディフェンスはボールマンとゴールをつなぐインラインを守る。 インラインを守られたボールマンは味方へパスをする。 ボールをキャッチしたときにインラインが空いていればレイアップシュートを狙うが、空いていなければ味方へリターンパ

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2on1 Get-2 Defense vs. Dribble Hesitation 2対1 ゲッツーディフェンスに対するドリブルヘジテーション このドリルの約束事 オフェンス、ディフェンスともに同時にスタートし、ディフェンスはオフェンスよりもゴールに近いラインで折り返す。 ディフェンスはオフェンス2人の両方を守る。 ボールマンはドリブルをつきながらディフェンスの様子を見る。 オフェンスはインラインを守られたら味方へパスをする。 オフェンスはインラインが空いていれ

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2on1 Goal Defense vs. Elbow Jumper 2対1 ゴールディフェンスに対するエルボージャンパー このドリルの約束事 オフェンス、ディフェンスともに同時にスタートし、ディフェンスはオフェンスよりもゴールに近いラインで折り返す。 ディフェンスは一旦全力でゴール下まで戻る。 ボールマンはドリブルをつきながらディフェンスの様子を見る。 オフェンスはディフェンスが出てこなければシュートを狙う。 オフェンスはディフェンスが出てきたらパスをする。

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2on1 Dribble Push + Offense Rebound 2対1 ドリブルプッシュとオフェンスリバウンド このドリルの約束事 オフェンス、ディフェンスともに同時にスタートし、ディフェンスはオフェンスよりもゴールに近いラインで折り返す。 ディフェンスXはオフェンス2にマッチアップする。 オフェンス2はオフェンス1からパスを受けて1対1をする。 オフェンス2が必ずシュートを打つ。 シュート時にディフェンスの様子を判断する。 オフェンス1はオフェンスリ

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2on1 Running Seal + Offense Rebound 2対1 ランニングシールとオフェンスリバウンド このドリルの約束事 オフェンス、ディフェンスともに同時にスタートし、ディフェンスはオフェンスよりもゴールに近いラインで折り返す。 ディフェンスXはオフェンス2にマッチアップする。 オフェンス2はゴールへ向かって走り、オフェンス1からパスを受けて1対1をする。 オフェンス2はドリブルを用いない。 オフェンス2が必ずシュートを打つ。 シュート時に