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「青臭くピュア」にキャディの情シスに挑戦

はじめまして。CADDi 経営管理部コーポレートITチームの工藤です。
どえらいキャディの皆様方が執筆する中で、背中を押されて挑んでみましたジャジャジャジャーン。
今回初noteです。お手柔らかによろしくお願いしまっす。


キャディ、資金調達しました

急成長、急拡大の中で、シリーズC資金調達。総額118億円( ゚д゚)ハッ!
人生一度きりなので、こういった経験に関われたことが、とても嬉しいですね。

私とキャディの出会い

数年前から社会人大学へ通い、心理学とマネジメントを学び直していたある日、Findyさんからのメールが全ての始まり。
他の転職エージェントサービスとは違い、私のプライベートなプロフィールに積極的にコミュニケーションしてくださったり、またNotionやmiroなどを使うことも躊躇せずに壁打ちしてくださったのが新鮮だったなぁと。
久しぶりにFindyさんとのやりとりを振り返ってみたところ、カスタマーサクセス担当者から最初にご紹介を頂いた求人がキャディでした。
これも運命だったのかもしれませんねw

情シスの変化

情報システム…ここ10数年で目まぐるしく変わってきております。
かつては、インフラ・ネットワーク主体で、オンプレ中心のシステムの管理・運用が主だった業務も、様々なクラウドサービスの台頭があり、例えるならば、鎖国していた日本が開国していく有様のようだなぁと個人的に感じております。

具体的に列挙すると、

クラウドコンピューティングの普及

クラウドコンピューティングが広まり、オンプレミスのシステムからクラウドベースのサービスやインフラストラクチャを利用することが一般的になりました。クラウドサービスにより、柔軟性やスケーラビリティが向上し、コスト削減やアクセスの便益が得られるようになりました。

そのような変化に伴って、情報システムの取り扱いは大きく様変わりしています。クラウドサービスのID管理やアクセスコントロールを柔軟に対処していかないと、事業成長に大きく遅れをとることになります。
事業や組織の変化スピードに耐えられるような仕組みづくりが大きな課題であります。
キャディも、たくさんのSaaSを使っています。巷では、SaaSを管理するSaaSが活況ですね。
全てを洗い出し、あるべき状態に整えていくことは、データ漏えい・サイバー攻撃・不正利用・コンプライアンス違反等、様々なセキュリティリスクを最小限に抑えることができます。

社内ツールカオスマップ

ビッグデータとデータアナリティクスの進化

かつては、システムのログは各々に管理しており、各ログを統合し横断的に分析するのは、ハードルが高いものでした。splunk、Elasticsearch(Fluentd + Elasticsearch + Kibana)あたりが話題になってくると、オブジェクトストレージサービスを活用しつつ監視や分析が当たり前になりつつあります。
ビッグデータ技術の進展により、膨大なデータを収集・処理・分析する能力が向上しました。データアナリティクスを活用することで、ビジネス上の洞察を得たり、予測分析を行ったりすることが可能になりました。

モバイルテクノロジーの進化

モバイル端末の性能が向上し、いつでもどこでも高速なインターネット接続が普及したことで、モバイルデバイスからのアプリケーションの利用が急増しました。モバイルファーストのアプローチが一般的になりました。
PC管理以外に、スマートデバイス管理(MDM)やモバイル回線管理やコストコントロールが新たな業務として増えました。

セキュリティの重要性の増加

コロナ以後、テレワーク主体となり、企業が守るべき拠点/オフィス単位の境界型防御では限界となりエンドポイントセキュリティの重要性が高まりました。サイバーセキュリティへの投資と対策が強化され、セキュリティ関連の業務範囲も増えています。

ワークフローのデジタル化

デジタル技術の進化により、業務プロセスのデジタル化が進み、紙の文書や手作業に代わってデジタルツールが利用されるようになりました。
電話、Fax、チャット、メールなどのコミュニケーションツールと連携だったり、電子署名システム連携など、デジタルとアナログをどうやって効率よく繋いでいくのかも新たな課題として取り組んでいる情シス担当者も多いのではないでしょうか?

キャディのコーポレートITとは?

「製造業の情シスは難易度が高く面白い。」武闘派CIOで有名な友岡さんのnoteを読んでいた当時、まさか自分自身が製造業の情シスへ転職するなんて思いもしませんでしたw

複雑で面倒なオペレーションの数々に、ITのチカラで何ができるのか?日々切磋琢磨しつつも、今までの経験や考え方だけでは通用しないことだらけなんです。
キャディにおいては、日本だけではなく、ベトナム、タイ、アメリカなどの海外拠点もあり、今まで日本の枠で考えてきた知識と経験が通用しなかったり、けれどもその難しい課題をいかに楽しむのか?
アンラーンが、とても重要だなと日々実感しています。
今この瞬間だけを見て判断するのではなく、無限の可能性を信じる。
実現するにはどうしたらいいかを考え続けることを諦めない。解はかならずあると信じ、思考を続ける。
今までの成功体験を捨て、個人や組織で徹底的に「コト」にフォーカスする。

新しいシステムや仕組みを取り込みはじめてはいるものの、結果としてツギハギ状態となっているシステム統制だったり、コストの解像度を深め顧客である従業員の皆様にどのようなアセットを提供していくのか?
コーポレートITの業務範囲は拡大しています。その中でも、特に情報セキュリティ脅威に対して、教育の拡充・新たなシステムの導入、提案ができるように、業務の末端までを把握し、常に変化し続け加速する成長を止めないキャディの情報システム基盤をアップデートしていくことが、コーポレートITの役割であります。

繰り返しますが、銀の弾丸はないし、ツールやシステムは日進月歩で様変わりしていきます。
「スタートアップは、崖の上から飛び降り、飛行機をつくるようなものだ」と有名な言葉がありますが、キャディのコーポレートITは、一緒に飛び降りて仲間が飛行機を作るために集中できる環境を空中で整えつつ、積極的に飛行機作りにも関わっていくようなイメージです。

キャディでは、全社員に求めたいマインドセットとして「Raise the Bar」というキーワードがあります。

  • Raise the Barを体現している人 = 周囲のあるべき水準を引き上げることが出来る存在

    • 自ら/周囲の“Standard”を引き上げる
      組織や自分の当たり前水準(以下4つのスタンダード)を高め、自らも実践し周囲にも求めること

      • Standard of “Ownership” >> Value:「卓越」
        事業/組織の課題や方針をすべて「自分ゴト」として捉え、船をつくる側に回る

      • Standard of “Behavior” >> Value:「一丸」「至誠」
        組織内/ステークホルダーへの振舞い・行動規範のあるべきを示し、しつこく周囲に是正を促す

      • Standard of “Outcome/Output” >> Value:「大胆」「卓越」
        目指す事業成果を高い水準で設定する|妥協せず考え抜きアウトプットのクオリティを高める(常に昨日の自分を超え続ける)

      • Standard of “Action” >> Value:「大胆」「卓越」
        行動のスピード/回転数を最大まで上げ、その強度を維持したまま徹底的に成果が出るまでやり抜く

    • 周囲と強固な信頼関係(Trust)を築く
      Raise the barを周囲に求め浸透させるリーダーは、フォロワーとの信頼関係が重要。以下を体現する。

      • 言行一致であること:周囲に求める限りは、自身が4th Standard(“Ownership”, “Behavior”, “Outcome/Output”, “Action”)を誰よりも実践していること

      • 率先垂範であること:自ら主体的かつ率先して動き、周囲の模範となる存在であること

      • 前向きであること:組織に明るくポジティブな雰囲気を伝播できること。苦しい環境や強度の高さを前向きに捉えさせることができ、エネルギーが損なわれないように振舞えること

      • 愛と敬意を示すこと:相手を敬い、相手の成長や成功を心から応援できていること(相手に伝わっていること)

Raise the Barは唱えているだけでは体現できません。
コーポレートITチームは、会社の縁の下の力持ち。日々、組織や自分達の当たり前を高め合うために、最近ではチーム内で勉強会を開催したり、先を見据えたシステムのあるべき状態の議論したり。最近では、詳しくは書けませんが、全社を横断したといっても過言ではない課題に向き合ったりと、前向き愛と敬意を示し率先して行動を実践しております。

そんなコーポレートITチームの体制ついて、ざっくりですがご紹介させてください。IT企画・戦略を中心に、拠点の物理インフラからSaaS運用管理、従業員の情報セキュリティ教育や、時にはヘルプデスクもこなす社員らを筆頭に、デバイスの調達やキッティング、主要SaaSの運用管理、ヘルプデスクを担当するアルバイトスタッフの皆さん。そして、ヘルプデスク一次対応に注力する協力会社の皆様。以上、10名の精鋭で構成されています。

今後の挑戦

私はキャディで何をしたいか?
何を成し遂げたいか?

joinする前までは、ゼロトラストの概念に沿ったシステムを導入し、キャディのビジネスを加速させる管理基盤を作りたいと息巻いておりましたが、時が経つにつれて変わりつつあります。

情報の利活用と共有の促進

データが散財していると、宝は眠ったままの状態に等しい。
ストック情報とフロー情報の違いについて、認知を広め各システムの使い方が整い、ナレッジ共有と可視化が実現できれば、キャディはもっと飛躍するのではないか?

アクセス統制

オープンでフラットなカルチャーで心地いい反面、情報の取り扱いについて一段と厳しく見られていくことでしょう。
利便性がトレードオフになりがちですが、従業員の皆がわかりやすく、新しいシステムやツールをすぐ試しても、セキュリティ脅威とならないように、デバイス、ID、SaaSなど適切に統制しつつ利便性≒スピードが落ちないような仕組みづくりを実現したい。

情報セキュリティ教育

ルールやポリシーに基づいてオペレーションを定めていても、教育が行き届かず、守る意識がなければまったく効果がありません。
情報セキュリティに関する水準を引き上げることが出来る存在に私はなりたい。

おわりに

キャディのコーポレートITはまだまだカオスですw
ゼロから経験できることが、まだまだたくさんあります。
そして、何よりもキャディのヒトの良さが、私にとってのアピールポイントになります。
みんなのためになんとかしたいという気持ちばかりで、ちょっと焦ってしまうくらい熱い仲間だらけです。

規模が拡大する中で、管理体制の強化の一貫として、キャディのコーポレート部門は採用を強化しております。カジュアル面談大歓迎です。お気軽にご応募お待ちしております!


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