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古民家で暮らそう!⑲キッチンの打ち合わせ

この移住&リノベーション体験記は、11年前に我が家が兵庫県・多可町に引っ越しをしたときのことを振り返りながら執筆していますが、今は「古民家空間 kotonoha」という民泊&レンタルスペース兼自宅、デザイン事務所として活用しています。

まずはきれいになった下記のページをご覧いただき、「ボロボロだった状態が頑張ればこうなる!」という過程を楽しんでいただければと思います。そして、是非、いつかお泊りに来てください。お待ちしております!


別荘生活は無理…

しばらくは家が2軒ある別荘生活で、ときどき泊まりに行ったりして優雅に暮らそうかと思っていましたが、実際には、優雅どころか床も無いしキッチンも流しも無く、仕事の合間に必要に迫られて行ったり来たりで時間&ガソリン代がかかるだけの大変な生活です。
結局のところ、別荘なんて仕事を引退しない限りきっと使わないと思います。しかも全ての基本料金が倍かかりますので…。

行ってみると、既に倉庫は跡形もなく無くなっていました!この道路から向こうが全部我が家の敷地なのですが、倉庫が無くなって広々とした…と言うより、何も無くなって殺風景な感じです。これから、どうやってこの庭をアレンジすれば良いのかイメージできませんが、あっという間に草だらけになるんじゃないかと思います。

壁がない部屋

こちらが別アングルから見た離れの写真です。倉庫とくっついていたので、壁が無くなった状態になっていますが、これが妻のオルガン練習部屋です。右側の柱が腐っているのでそれを入れ替えてもらって、床をもう少し上げて床下の通気を良くし、その分だけ天井を抜いて屋根裏まで繋げてもらいます。この屋根裏は、隣の広い屋根裏部屋と上の部分で繋がっていますので、子どもが遊びに来たらちょっとした冒険が出来る空間になりそうです。

床は業者さんに任せるのがオススメ

そして母屋の方ですが、こんな感じで床が出来上がっていました!まだ下地だけなのですが、やっぱり床があるっていうのは良いです。快適です!
床の作業に関してはDIYでもできないことはないと思いますが、引っ越し待ちの無駄な家賃のことを考えると、プロの業者さんにお任せしたほうが効率は良いと思います。

風通しは大切

こちらが、以前はブロック塀で隠れていた部分ですが、それを撤去してもらったので外から丸見え状態になりました。追々、背の低い木でも植える予定ですが、メッチャ風通しが良くなりました。

便器が新しくなった

トイレもやっと洋式になりました。便器ってほんとにピンからキリまであって、自動で蓋が開くやつなどはめちゃくちゃ高いです。なぜ、あのような機能が必要なのかは分かりませんが…。
今のところ何の魅力もないトイレなので、こちらもいずれ手を加える予定です。

家のコックピット・キッチン

いよいよキッチンですが、これが上から見た状態です。すっかり床が剥がされて土間のような状態になっています。この写真を取ったのはキッチンの上の屋根裏からですが、キッチンの天井をぶち抜いて母屋の屋根裏に登って撮りました。
キッチンの天井はこんな感じで、煤竹が見えていてかなりいい雰囲気ですが、業者さんによると、このままだと屋根裏の換気口から風が吹くたびに、大量のホコリがずっと落ちて来続けるので、何とかしないとエラいことになりますよ…とのことです。しかも、今は良いけど、冬になると冷気が降りて来てメチャクチャ寒いとのことです。
あ~、でもこれをふさぐのは嫌だな…。掃除ぐらいなら時間をかけて自分でやる…と言いたいところですが、この汚さは相当なものでちょっと躊躇してしまうほどのスゴさです。それより何より、掃除したところで天井の茅がポロポロ落ちて来るのを防がない限りは、何度掃除をしても解決にはならないでしょう。今回はそんな大それたところまでは手が出ないので、とりあえず煤竹が見えるだけにして、他の部分はフタをしないといけないかもしれません。もう少し良く考えてみます。

茅葺屋根の屋根裏

母屋の屋根裏です。予想通りメッチャ広い空間が広がっていますが、猛烈に汚いです。長時間いると肺がおかしくなりそうですが、天井裏にはしごがかかっていて、以前はここに人が出入りしていた証拠が残っていました。
おそらく、以前はここに葺き替える茅が貯蔵されていたと思われるのですが、その残骸が残っていて、ものすごいホコリっぽい。しかも天井の茅がそのまま見えているので、ちょっと触ったらいろんなモノが落ちて来ます。でも、メッチャわくわくする空間です。
しかも離れの屋根裏と違って、邪魔になる梁が無いので、普通に歩くことが出来る空間です。

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