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#88 【読書録】 スマホ時代の哲学 を読んでの気づき Vol.1

今回の読書録は谷川 嘉浩さんの【スマホ時代の哲学】です。

どうしてこの本と出合ったか?ですが、自分が手に取る事がないような選書をする仲間におすすめの本なにかありますかー?

と、ざっくりとした質問にもかかわらず、サクッと回答いただいたのがこの本。【哲学】の二文字にちょっと身構えたのですが、本屋でパラパラとページをめくり、なんか読めそう!となり自分の手元に来ました。

自分で選んだ本って、良くも悪くも期待値の外には飛んでいけないので人に紹介してもらうって読書に最近はまっております。

自分の選書にマンネリ化を感じている方は、お試しください。

この本が気になった方はこちら(アフィリエイトではありません)

こんかいの読書を通じて気になったことフレーズなどを目次とし、どうして気になったのか?読んだ後に自分にどんな変化が起きそうか?という観点でメモ程度に残しておきます。


沈黙、警戒、聞くというフレーム

この本全体にいえることですが、とにかく具体例が可能な限り読者にわかりやすいようにと寄り添ってくれていてありがたい!クスッと笑ってしまうレベル。このフレームワークを説明するときには、

あなたは、なんでも簡単にわかったふりをして【ゾンビ映画ですぐ死ぬやつ】になっていませんか?とメタファーを使って語りかけてくれている。

ゾンビ映画ですぐ死ぬやつって自分は絶対しなねーといってすぐ死ぬ。まずは静かに(沈黙)周りを観察(警戒)する。場合によってはヒトの話を(聞く)(理解するではなく情報として手に入れると自分は理解)それが大事ってこと。

そして、自分も周りも危うい。だから最善の注意を払って警戒を続けるというするという意識、行動が必要であるということ。

目の前に見えていることが、当たり前のものではなく、警戒心をもって問い続けられるか?自分としては、このFWを何に対して使っていくかの選球眼が大事だという事がなんとなくわかった気がした

自分の頭で考えるの使いどころ

これは、本当にそうだよね。とうならされた。

自分の頭で考えなさい!考えているの?などの言葉を職場などでも聞く事がある(ちょっとパワハラ?)自分の頭で考えないから不正解なのだ!と聞こえる。自分の頭で考えればよい答えがでると聞こえなくもない。

ここでの気づきは、自分の頭で考えた所で、平凡な結論を出すのが関の山だよという事。

これって実体験としてもなんだかよくわかる。これも目的と手段のお話で、自分の頭で考えるかどうかは、手段であって、より納得感の高い結論を出すことが目的であれば、自分の頭で考える事がまるで正解の様に語られることに対して、問いを挟めるという事が今回の学び。

本の中では、自力かどうかより 注意深さが大事とあった。ウムウム。

知識と想像力を両輪で学ぶ

ここでの大前提として、世の中は一問一答でできているのではない!という世の中はそんなにシンプルではないよ。学校での学びと違って正解!というものはないよと言事が前提。

自分としては、よく正解はないけど、不正解はある。なんて思っていたりします。実体験として。

話はそれたのですが、知識を習得する事は大事。これを軽んじる事はこれまでの先人の知恵を無視して、自分の頭(知り得る範囲で考える)で考えると同意であると。

ただし、この知識だけでもダメでこの知識の使いどころ(=想像力)を学んでやっと知識が意味をなすという考え方に納得感がえられた。

人生で使える学び=知識×想像力と分解できるんだーと娘に自慢(シェア)したくなりました。

面白いフレーズが、最近聞く頻度が増えたアンラーンするという言葉。これに対して、アンラーンする前に、ラーンをせよ!!(まず、しっかり学ぼうぜ)ってフレーズあったので。そうだよね。スミマセン。となった。

まーこれもバランス問題だと思うので自分がどのタイミングでラーンとアンラーンを使い分けるのか?注意深く考えろという事で納得。

孤立の喪失、孤独の喪失

孤立とは、スマホが出てきてから常時接続が当たり前になって、外界との接点をなくすことの難しさを言っていると理解した。

確かに、自分は一日に何度も何度もスマホの画面を傾けている。傾けても画面がオンにならないような設定、おやすみモードの活用、画面を白黒にして興味を継続させないなどささやかな抵抗はしているが、結局孤立を喪失しているのは事実だ。

孤立ができているうえで、自分の中身と対峙するという事が孤独という風に言葉が使われていると理解した。

自分は、自分の最もつらい経験である大切な人を失ってしまった事実と向き合えていないのと理解している。

今回の本で言わんとしていることとちょっとずれる気もするが、いつかどこかで真剣に向き合わなければいけないのかな。とも思う。

どうしても、失ってしまった以前の形に戻れない事がわかったうえで、そのことに対峙する事がどうしてもどうしても辛くて逃げてしまいたくなる。

そして、そこに向き合う事に対して何が得られるのか?と答えを求めてしまうインスタントな自分がいる事もよくないのだなとこの本を読んで理解した。自分の感情とじっくり向き合い、新しい自分を自分のなかに飼う事で自分の人生に深みがでるのかなと思えるようになったことが前進。

では、この本を読んだあとになにか孤立をする為にアクションをするかというと、FacebookのショートカットをPC,スマホ両方から消した。

やりとりはメッセンジャーのみ。たぶんこれでも大事な約束を反故にすることはかなり少ないであろうとわかっているが、今までは何となくできなかった。

やり始めて数日だが、各段にいろいろな集中力と時間が生れている。この本に出合えて感謝するポイントのひとつであろう。できた時間を何かをする為の資源として無駄に埋めなければ、、。

読書録 Vol.1ってタイトル結構使うけど、、、

毎回まなびの多い本の読書録はVol.1とタイトルをつけているが、かなりの高確率でVol.2を出していない事が気になっているのですが、スマホ時代の哲学は一度ではかみ砕ききれない味わいの深いモノだったので、再読して新しい発見をVol.2として再度投稿するという未来の自分に期待して終わりたいと思います。

明日は、この本をネタに1on1のオンラインMtg いつもいつも楽しい時間となるのでウキウキです。

ではでは

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