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#233 「クリティカル・ビジネス・パラダイム」第1章を読んでビジョンに顧客や市場が含まれない世界観を知る話

こんにちは!けーたです。

今日はクリティカル•ビジネス•パラダイムの第一章を読みましたので読書メモを投稿致します。

6月7日に更新
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〇なぜこの本を手に取った?

いろいろと理由はあるのですが、

・山口 周さんの本がスキ(新しい視点が得られる)
・装丁の色使いがすごく素敵でスキ
・クリティカル・ビジネス・パラダイムって何よ?ってタイトルを見てツッコまされてココロを掴まれた笑

ざっくりいうとこの3つ。もちろん本屋さんでパラパラ本をめくり内容を見た時にこれは面白そう!って思ったのが大前提ではありますが。

〇どんな人にオススメ

ビジネス書カテゴリーの売れ筋的な所に置かれているので、よくある読んだその場で使える○○的な事はあまりない本かなと思います。

本からもらえる問いにじっくり向かい合ってみたい。その様な人におススメかなと思います。

タイトルからしてクリティカル・ビジネス・パラダイムですからね笑テキストメッセージだけでは絵が浮かばない笑

本書で言われているのは、これまでのビジネスのセオリーである顧客の課題に対して価値を提供するのではない。

これまでの価値観のありかたに対してクリティカルに考えて、異なる価値観を提案して活動していくこと。

これまでの延長線上にはない市場に存在しない問題を生成する。自分に引き寄せる為にはじっくり考えて思考実験してみて、行動は小さく素早く。

このあたりの着眼点がおもしろいなーと思う方にはおススメです!

〇頭に刻み込みたい学び

・クリティカル・ビジネス・パラダイムとは何か?

この本を読み進めていく為の大前提として定義づけされているので、残しておきます。

WHAT=クリティカル・ビジネス・パラダイムとは何か?
答え:社会運動・社会批判としての側面を強く持つビジネスの事

WHY=なぜクリティカル・ビジネス・パラダイムが求められるのか?
答え:従来のアファーマティブ・ビジネス・パラダイムでは競争優位も持続可能性も保てないから

HOW=どのようにクリティカル・ビジネス・パラダイムを実践できるのか?
答え:哲学的・批判的な考察によって新しいアジェンダを生成し、アジェンダに共感して集まったアクティヴィストと協働することで

出典 クリティカル・ビジネス・パラダイム P17参照

定義そのものも、もちろん知識として入れておいて全く損をしないと思うのですが、どうしてその思考にいたるの?という問いを立てて考えるとおもしいよなーと。

山口周さんだからね。と思う自分の心の声を押さえつけて、自分だったら生活の中でこの視点、視座、視野になれるか?

それを考えるプロセスも重要だなと思ったので、まずは移動中の新幹線で考えて、アウトプットしてみます。

ちなみに、この中で参照されている「Fairphone」のリンクを貼っておきます。サステナブルを実践して今の資本主義のシステムの中でも存在感を表す会社。なるほど。

〇まとめ

これまでの価値観に対してクリティカルに考え、新しい価値観を提供する。最も私たちの生活に身近な道具である「スマホ」

見た目と機能は「スマホ」

ただし、これが自分の手元に届くまでに経たプロセスである、これまでのモノづくりの考え方、デリバリーの考え方がこれで良いのか?

と批判的に考え、ほぼすべてのプロセスでパラダイムシフトが起こしたプロセスを経て世に放たれた「Fariphone」といった新しい価値観のプロダクトをみて、選択権は自分にある。

何に価値を見出して、自分の時間(お金も結局は自分の時間が形を変えたもって考えている)を投資するのかかなと新ためて考えさせられました。

本当にたくさんの気づきと問いが得られるので本当におススメです。

誰かの選書の参考になれば幸いです。

ではでは

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