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いわゆる、異世界モノと修行モノ

現代社会ではテクノロジーによってある意味、異世界への行き来が自由にできるようになったといえます。

異世界モノ
漫画やラノベですっかり市民権を得た異世界モノ。今や堂々の1ジャンルを築き上げ、作品が差別化にしのぎを削っています。僕も雑用タイムに異世界モノのアニメは重宝しています。

人気の秘密
一番の魅力は、異世界で発揮される、主人公たちのチート能力(常識を遥かに超えたチカラ)や知識です。

主人公は普通の人間ですが、異世界では「普通の能力」が超人的な力として通用するのです。その痛快さが人気の秘密ではないでしょうか。

修行モノ
ひと昔前は「主人公が修行を乗り越えて強い敵に勝つ」というお話ばかりだった気がします。ところが、倒しても倒しても更に強い敵があらわれます。パワーアップした主人公は、更にそれを超える力を手に入れていく流れです。その点、異世界モノは違います。

レイヤーを変える
逃げずに戦い続けるのが修行モノだとすれば、さっさと勝てる世界に移動するのが異世界モノといえます(因果やきっかけはさておき)

異世界モノは自分に有利なレイヤー(階層)へ引っ越して、大成功をおさめます。これは昨今の「好きなことをして〜」とか「得意なものを〜」といった成功訓と共通するところがあります。

誰でも異世界へ
子供の頃から異世界モノに触れている若い世代は、人生において一つのレイヤーにこだわらない生き方を身につけるかもしれません。

現実世界という世界には、実は様々な価値観や生き方の「異世界」で出来上がっています。国の違い、業界の違い、ライフスタイルなどよく考えると別世界といえます。これまで行き来の難しかった「異世界」の壁が多くのテクノロジーによって薄くなってきています。

「自分の普通さが発揮される場所」を探すという生き方も、今の世の中に適っている気がします。誰でも簡単に、異世界モノを体験できる時代になったのかもしれません。


参考文献はこちら:読書メーター:さとー

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