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部下との【信頼関係】上司になったら最初にすべきこと

あなたが上司になった時、最初に意識すべきことは何でしょうか。
それは、部下との信頼関係を築くことです。
結果を出すためには、最高のパフォーマンスを発揮できる環境が必要です。
そのためは、お互いの信頼関係が欠かせません。

なぜ信頼関係なのか

働き方についての研究や事例・アイデアを集めたGoogleの「リワーク」では、働く環境について述べられています。

そこには、高いパフォーマンスを発揮する環境として「心理的安全性」の重要さが取り上げられています。「心理的安全性」とは萎縮せず、伸び伸びと意見が言える環境のことです。
こうした環境は、上司との信頼関係が基礎として必要となります。
「こんな事をしたら・こんな発言をしたら、評価が下がるに違いない」そんな不安を持ったまま、部下は十分な能力を発揮できるはずがありません。

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信頼関係をつくるにはどうすればいいか

あなたが部下との信頼を築くには、どうすればいいのでしょうか。
人には自分を認めてもらいたいという「承認欲求」というものがあります。
部下の持っている「承認欲求」を意識した言動をとることが、信頼関係をつくる上で大切な役割を果たします。上司の視点でいえば、最初に部下の言動を「認める」ことです。

例えば、プロジェクトの報告会で、進捗が遅れていた場合を想像してみてください。あなたが部下から報告を受けたとします。さっそく問題点を指摘し、解決策を求める上司になっていないでしょうか。
これでは部下の承認欲求は満たされません。

まずは、そこまでプロジェクトを進めたという行動を認めることが大事です。たとえ間違った方向に進んでいたとしても、部下は自分で考え、時間を使いやってきたはずです。そこを承認することが、信頼関係を築く第一歩となります。

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できない部下は信頼できない

そもそも仕事のできない部下を信頼することなんてできない。そう考える上司の気持ちもわかります。
部下が仕事ができない理由はなんでしょうか。

仕事ができない部下は、上司の要求を理解していないか、部下自身が仕事のやり方がわからない場合があります。しかし、部下がそれをできるように導くのも上司の仕事です。理解をうながし、仕事のやりかたを教えていく必要があります。そしてそのために必要なのが、やはり信頼関係なのです。
いきなり重要な仕事を任せることが信頼とはいいません。まずは簡単な仕事を任せてみて、「信じる」ことから始めてみましょう。お互いの小さな信用の積み重ねが、信頼関係をつくっていきます。

まとめ

仕事で最高のパフォーマンスを発揮できる環境には、心理的安全性がもとめられます。自由な言動が認められるという安心感です。
上司としてのあなたは、その環境を整えていく必要があります。
部下の承認欲求を満たすことは、心理的安全性の高い環境を作り出すことに繋がります。
生産性・人間関係などすべての基礎部分になるのが信頼関係なのです。
まずは承認していくことで、信頼関係を積み上げてみてはどうでしょうか。


※参考「心理的安全性」について
Googleリワーク『「効果的なチームとは何か」を知る』https://rework.withgoogle.com/jp/guides/understanding-team-effectiveness/steps/introduction/

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