【体験記】痔ろうになったお話②

術後32時間ほどが経過しました。
まだ麻酔の効果が残っているためか、激痛で歩けない・排便もできないといった状態にはなっていません。このまま安定飛行でソフトランディングへと持っていきたいと、ただひたすら願っています。
(3~4日後に痛みのピークが来るらしく、、頼むぞ週末!)

さて、今日は手術当日のお話を書きます。

朝から非常にテンション低く、「ついに手術かあ・・・」とネガティブに思う一方で、「せっかくの体験だし、ビシッ!と臨もう!」とポジティブに思う面もありました。感情が交錯する中、まずは会社に出社。昼過ぎまで普通に仕事に勤しみました。食欲が湧かない中、とりあえずおにぎりを2つ食べて栄養補給。そこから少しだけ仕事を再開したところで、運命の時間が訪れます。

少しでも気持ちを前向きにするため、ポジティブな歌詞の曲を道中ひたすら大音量で聞きながら移動。平然と歩く人たちが羨ましく見えます。そう思いながら、あっという間に現場着。

受付で診察券を出して、先に手術費をお支払い。手術も同様に保険適用外なため、手術費は現時点で¥250,000-です。
(これが最低金額のようでした。関東では、この倍の金額が最低でもかかるとか)

お支払い後、気持ちを落ち着けるための薬が渡されました。
(麻薬ではありませんよ?)
薬の効果があったかは定かではありませんが、ひとまずの気休めに。

待合で5分ほど経ったところで、ついに名前が呼ばれました。重い腰を上げて、手術室に向かいます。先生が来るまでにお手洗いを済ませ、ズボンを脱いで下着を付けた状態で、手術用の椅子に座って待機します。
(気を紛らわせるために、天井にテレビとかあったら良かったなあ・・・)

準備が整い、スタッフの方と談笑をさせてもらっている内に、先生入場。
他の先生とスタッフもそれぞれ入られ、手術室が一気に密な空間となりました。いよいよ手術開始です。

結論から言いますと、手術自体は局所麻酔が効いているので、痛さは感じませんでした。「なんかお尻グイグイされてんなあ・・・」という感覚で、20分もかかってなかったのでは?と思います。

勿論、終始痛みが無かった訳ではありません。最初の麻酔が一番痛いのです。これがまあああ痛い。

「行きますよ!プスッ!」その瞬間・・・

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
(しばらくループ)

あー、、これは痛い。激痛を超えて「超痛」だ・・・と思う余裕も無く、ただただ「痛い痛い痛い×無限」と呻き続けてしまいました。
局所とは言っても、肛門全体に麻酔をかけなければいけないので、肛門周りをプスップスッと針が刺さっていくわけです。3発目くらいのところで「ここが一番痛いですよ!」と言われ、刺さるや「痛あーーーー!!!」と泣き笑うくらいの超絶痛をくらいました。

一巡目が無事刺し終わったあとの二巡目は少し痛みが和らぎましたが、まだ「痛い痛い痛い×50」くらいの感じ。三巡目になると「痛い痛い痛い×3」くらい。

「痛い痛い痛・・・痛くない?」という感覚になってから、ようやく本番開始。先生がサササッと手際よく処置を施し、時には集中され、時には雑談を交えながら手術は進みました。
麻酔ですが、男性よりも女性の方が耐えているそうで、男性の中には、手術室の外にまで聞こえるくらいの叫び声を上げるのだとか。個人的なイメージですが、「生理痛」の経験が色々と大きいのかなと。

手術終了後は、10分ほどベッドに横たわってしばしの安静。安静時間を終えた後は、今後のケアに関する説明を受けました。現場について1時間ほどで、この日のアクションは終了。ひとまず自宅に帰り、仕事の続きをしました。

ちなみに手術した日はお尻を湿らせてはいけないので、入浴・シャワーすら禁止です。身体は濡れタオルで拭き、頭はギロチン台にセットされた頭部のような姿勢になって、サッと洗いました。

こうして、怒涛の1日が終了。前日の晩は緊張しながらもグッスリ眠ることができましたが、この日も連日の肛門刺激によって疲弊していたため、グッスリ眠ることができました。

そして翌日(今日)から、私はこれから続く苦行を言い渡されることになります。

その話は次回に。

【今回の感想】
・麻酔は痛い(親不知の抜歯時と同じか、それ以上)。
・手術自体は痛くない。
・先生が朗らかな人だと安心する。
・お金かかるなあ。
・一難去ってまた一難。