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立候補者への不安。

4/9は選挙ということで、前日のタイミングで自分とこの選挙区に立候補している人たちの情報をザっと見てみました。
「選挙ドットコム」というサイトで確認をしたのですが、候補者の詳細が全く分からない・・・!

このサイトの出来が悪いということではなく、候補者の「アピール思考が弱い」ことが理由なのかなと思ったり。

立候補者の多くは個人のWebサイトや各種SNSアカウントを持っており、積極的に情報を更新しているようです。中にはどれも持っていない人や、SNSアカウントは持っているけれど凍結している。なんて人もいましたが。。

政治家のSNSアカウントをフォローするのは、なかなか勇気がいりますね。有名な方であればフォロワー数も多いので、その中の1人として入り込んでも心理的安心がまだあるのですが、数百~数千のフォロワーを有する方だと、相互フォローされたり、他の支持者からフォローされて注視されるのでは?と思ってしまったりします。また、自身の趣味に関するアカウントを中心にフォローしている場合、そこに政治色が混じるのは違和感が生じますよね。

個人のWebサイトは、各立候補者が自分たちのアピールしたいことを存分に
載せることができる場所なので、SNSよりも色が強く出せる環境です。
が、だからこそ「自分たちがアピールしたいことを押し出す」以上に、「来訪者は自分の何を知りたくて来てくれたのか」を考えた情報設計にしなければ、結局伝わらないものだなと。それ以前に、イケてないデザインのサイトが多いのが気になります。。

どうしても自分がやりやすい手段で選挙活動をしがちだなと思うのですが、票を集めるためにまず考えることは、有権者とのタッチポイントをどう組み立てるかではないかと。その中で、冒頭に挙げたまとめサイトとかは有権者が気軽に選挙内容の情報を知ることができるツールとして、機能しやすいはずです。
選挙活動のルールについては、正直いって勉強不足です。そして、僕は選挙ドットコムを推す回し者でもありません。ただ、立候補している人たちは自分目線のまま活動をしていては、十分な認知と評価は得られない。有権者を動かせず、住民は暮らしが豊かにならず、議員だけが美味しい経験をして世間から疎まれる。そんなシナリオへと進んでいきやすくなるような気がすると思いました。

ネットを活用せず、選挙カーや自転車、徒歩をメインのアピール手段として闘う人はまだどのくらいいるんでしょうね?
外を歩いている時に「ご声援ありがとうございます」と車から身を乗り出し、こちらに手を振り声をかけてくるのは、全く嬉しいものではありません。あの人は票が欲しすぎるが故に、幻覚でも見ているのか?と心配になることもあります。
また、「ぜひ勝たせてください・・!」と悲痛に訴えてくる姿は情けなさしか感じず、住民の代表として送り出す気にはなれません。いずれも、立候補者のマスターベーションでしかないような気がしています。

僕たちは立候補者を「漢にする」わけでも、「立派な政治家」として育ってもらうためにも票を投じるのではありません。立候補された以上、それは大前提のスタートラインより前にある要素です。当選してから勉強をされては困るのです。だからこそ名前の連呼ではなく、自分が主張したいことだけを叫ぶのではなく、有権者とどのようなタッチポイントを設計し、どういった約束を掲げ、嘘偽りなく逃げることなく、事実と成果を作り報告してくれるのか。その姿勢と意志を選挙活動の中で判断できればと考えています。

本当、政治についてもっと関心を持って、政治家の動向を監視していかないといけないんだなあ。。と思いました。ちゃんと投票してきます。