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アートの頭を日常に!【読書のキロク・サクッと本】

こんばんは、"もっちゃん”です。
記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。

みなさんは、「アート」に興味はありますか?

近年、いろいろな場で注目されている「アート」です。
『13歳からのアート思考』という書籍が最近とてもブームになりました。

この本についても後ほど書いていきたいとも思いますが、本当に近年「アート」への注目が凄まじいものになっていると思います。

生成AIの発達もあってか、その思考過程も着目されてきていると思います。

私も「ワークショップ」等に関心もあったり、「STEAM教育」等に関心もあったり、こうしたことに比較的アンテナは高く張っているつもりではあります。

少し前の本になるかと思いますが、それに先立って(?)出版されていた本のキロクです。

◯今回読んだ本:『東大の先生! 超わかりやすくビジネスに効くアートを教えてください!』 著者:三浦俊彦 かんき出版

2020年出版の書籍になります。シリーズ物の本だったとは思いますが、正直なところ初めて手に取ったものになります。

◯概要

常識を壊す「刺激と裏切りの本」ついに発刊。
「最近、行き詰まっていて……」
「いつものやり方だとうまくいかない……」
そんな人にはアートが特効薬になります。
AIの到来で社会に大きな変化があり、
さらに今年に入ってからはオリンピックの中止や世界的なウイルスの蔓延など
「答えの見えない難題」が次々に出てくる現代。
いままでのやり方で正解を積み重ね、
効率アップを目指してきただけの凝り固まったアタマでは、
必要な答えを導き出せません。
いま必要なのは、
これまでの常識を壊し、入れ替える「パラダイムシフト」の考えです。
アタマに刺激を与え、常識にくさびを打つ「アート思考」はこれからの時代、大いに役立つでしょう。
本書では、「そもそも、アートって何?」「アートって人生の役に立つの?」といった「ふつうのビジネスパーソン」が抱く素朴な疑問を「アートの哲人」にぶつけ、
「アートの謎」を明らかにしていきます!!

上記ホームページ「書誌情報」より引用

全編が対話形式で進んでいきます。とても読みやすく、アートに興味が無かった方でも、すんなり内容が入ってくるように思います。

◯アートの効能

タイトルには、
“ビジネスに効く”アート
とありますが、本書では現代のビジネスに対するアートの効能について、わかりやすく述べています。

「効能」とか、「効く」とか。
アートに何か実用性を求めていることに、なんとなく違和感を覚えながらタイトルを眺めていました。

確かにアートにはいろいろな側面があるように思います。

ジャンルとしては「実用書」というものになりそう、ということもあってか、その「効能」を前面に押し出しているのかもしれません。

やはり、時代背景を大きく反映して作られた本のように思いました。

敷居が高く、実用性がないと思われている“アート”というものに対する世間の考え方に着目した本かと思います。

商用性を感じつつも、そこにうまくフィットしているなぁと思いました。

◯モテるためのアート

前半は"アートとはどういうものか”といった問いを中心に話が進んでいきます。

その途中に、アートの始まりからアート史に至るまで、進化論をベースに話を進めていく章があります。

簡単に言えば、モテるためにアートが生まれた、ということ。

アートは子孫繁栄というこの上ない実用的な目的のもと存在していたということになります。

本書では動物の例が挙げられていました。
例えば、クジャクの派手な羽。
あれで異性にアピールして、相手をゲットしていくわけですが、
羽がキレイでなければ相手をゲットできない。
要するに、アートのセンスがないことは子孫を残せないことにつながるわけです。

個人的にはこの辺が非常に面白かったです。

本書のスタイルもあってか、面白おかしく読み進めることができました。
なんとなく、タイトルの伏線を、この章が一番回収しているような気もしました。

◯全員がアーティストになる時代

本書の最後は、「全員がアーティストになる時代」という章で締めくくられています。

私も今回もnoteの記事を書きながら、アーティストを気取っています。

自己表現欲求とか、そこまで深いことを考えていたわけではありませんが、本書を通して得たものを、なんとなく持ちながら生活していきたいと思います。


そんなことを考えた1冊でした!

アート全般について、短い時間で概観できる本かと思います。
自分の中では「サクッと本」です!
ご興味のある方は、ぜひお手に取ってみてください。


自己紹介はこちらから。

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